やはり奇才、平山には追いつけず…。
至るところにどこかで読んだ事のある言葉の言い回し方、表現力、まだまだだと思います。
平山カラーを捨て、新しく頑張って欲しいと思います。
超-1の片割れなんだから、もっといけませんか?

面白かったですよ。いつも実話系怪談モノ4、5冊平行で読んでるんですが、この本は読み出したらとまらなくなりました。

新幹線乗車中の暇つぶしに…と短編の怪談本を購入しました。
好評なレビューを信じ、楽しみにしておりました･･･

読んでみたら、驚くほどつまらなかったです。
実際に聞いたという設定の話で、
筆者が興奮気味に書いてるのは伝わってくるものの･･･
文章表現が直球過ぎで、グロテスクな場面では嫌悪感。
内容もさっさとオチにもって行きたいのか、
情景を詳しく描きたいのか、リズム感がバラバラ。

低レベル過ぎて、購入してしまった自分が恥ずかしくなり、誰にも譲渡せずに捨てました。
本屋でチラ読み出来てたら、絶対買うことは無かったでしょう。
評価下げてしまって申し訳ないとは思いますが、こちらも高過ぎる勉強代でした。

出だしからいい感じの怖〜い話で幕を開けます。
かなりの良作！大満足です♪
個人的に気に入ったのは「やまめ」というお話。

顔面に向けて直球勝負してくるような怪談本です。

冗長さを削ぎ落とし、淡々と出来事を連ねる硬質な文章が、実話怪談の圧倒的な理不尽さを
際立たせています。
読み手は、人の因縁、宿命を纏った怪異の存在を傍らに感じることができるでしょう。また、
行間を読める読み手は、文章に書かれていない部分にこそ本当の恐怖を感じ取ることができ
るでしょう。

著者の主観的表現を極力抑えた分、事実としての怪談の本質が浮き彫りになって読者に迫り
ます。知り合いから厭な話を聞いてしまった時のような読後感は、ありきたりの話に飽きた
人にこそ体験していただきたい。

お勧めの一冊です。