子供に買ったのに…是非親子で読んでみて下さい!
★★★★★
子供(小5)が国語のテストの問題に出て、面白かったので読みたい!
と言うので買い求めました。
子供が読んだあと、私も読んでみたところ、
内容は子供でもわかるようなわかりやすいものなのですが
母を亡くした小6の少年のけなげさや
偏屈な老人がだんだん心を開いて変わって行く様子に
心がほのぼのして、ぽっと暖かい気持ちになれました。
弟思いの主人公に、ウチの息子は自分の兄と比べてうらやましかっただろうなあ。
私もうらやましかったあ〜
最近の都会事情では、他の大人と接することの少ない最近の子供達。
こんな風に自分の力で大人と、それも偏屈な大人と友達になって行く過程をうらやましく思いました。
心が温かくなります。
子供もきっと読んで色々考えることがあるでしょう。
大人は読後感がとっても良くて
日常の疲れた心が癒されますよ。
おすすめです。
がんばり過ぎない
★★★★☆
がんこで人付き合いを嫌う老靴職人と、母を亡くし、弟を持つ小6の少年の話です。
一見、共通点のない2人ですが、お互い、一人でがんばりすぎている。すべてを自分で解決しようとする。
でも、2人の出会いをきっかけに、知らないうちに、ふっと力を抜くことも必要ということに気づかされる。
何となく想像できそうな2人です。ピュアな心を持つだけに、なかなか他人と交われない。でも、少し力を抜いてみると、結構うまくいくものだ、とういうことが伝わってきます。人と人との関係が、様々な感情を醸成するって感じが伝わってきます。
爽やかな本です。
TV『はじめてのおつかい』が好きな人には超おすすめ!
★★★★★
人気番組『はじめてのおつかい』でよく見られる、
小さい子供が さらに小さい弟妹を思いやって、最大限に心を強くして“踏ん張る”姿。
そのけなげさがあまりにも愛(いと)しすぎて、胸が締め付けられる人も多いのでは?
この作品は、番組以上に涙を誘う内容で、むせび泣きしながら一気に読んでしまいました。
どうやったら弟に、ママが死んだことを理解させることができるのか。
ママがいなくなったことでバラバラになった家族のキズナを、どうやったら修復ことができるのか。
小学生には大きすぎる課題にひとり立ち向かう隼人。
もう1人の主人公、見せかけのやさしさを嫌うクソジジイがいい味を出しています。
美味しいメルヘンです。
★★★★★
頑固ジジイとけなげな少年のお話です。
ジイサンの視点のときは、がさつでゴツゴツした文体で描きます。
少年の視点で語るときは、やさしく柔らかく描きます。
次々に小さな事件が起こりますが、なんとか問題を解決していきます。
うまいなあと思いつつ、小さく泣けます。
最大の事件は、少年が父親に心情をはき出すところでしょうか。
そのときの少年の弟が、またけなげで泣かせます。
読み終わったとたんに始めから読み直したくなる、そんなウレシイ小説です。
見っけもの
★★★★☆
面白かった。「県庁の星」より面白い。頑固な靴職人と、周りに気を使ってばっかりいる小学生のハートウォームな物語。相変わらす桂さん、会話がいいね!ラジオドラマにならないかな。