棚に戻しちゃった。
★★★☆☆
コンビニに並んでたんで手にとって見た。やつがれは下町の出(築地の産まれよォ!)なもんで、舞台設定的にも気になったんだよね。
で、プロローグだけ読んで棚に戻しちゃった。
プロローグでは三人娘のキャラ紹介がされるんだが、三人のうちにド天然がいるんだけど、さすがにうっかりスカートはき忘れちゃったァ、には引いてしまた。つまり、やつがれはつかんでもらえなかったワケ。明らかにキャラで引っぱってくツクリのお話でキャラでつかみそこねちゃ先読んでもタカが知れちゃうってもんです。
つーコトで、ちゃんと読んだワケじゃないので★三つ。
キャラの設定と配置は鉄板ではあるので、そーゆーマンガっぽいノリが許せるならアリとは思う。それでも美少女文庫でやるべきじゃね?とは思ってしまうが。
明るく笑えるテイストは良いがもう少し情交に深みがほしい
★★★★☆
思ったほど下町らしさは無かったが、設定としては機能している。3人のヒロインが若くて未婚というのも珍しい。前作『喪服未亡人−背徳七日間』とは打って変わって明るく楽しく、そして程良くユルくて笑えるライトな作風である。
・玲香(19歳)快活で元気いっぱいのグラビアアイドル
グラビア撮影に主人公を同行させ、休憩中の車内で合体(筆下ろし)する。普段から2歳年下の学生主人公をからかう姉的存在だが、その胸中には想いを忍ばせている感じ。
・葉子(26歳)セレブ気取りの怜悧な証券トレーダー
お高くとまって下町では浮いた存在。高圧的な態度が鼻に付くものの、主人公との交流を経て自らの殻を破る展開が良かった。その後の豹変振りにはギャップ萌えすらしてしまいそう。
・春美(23歳)超天然のおっとりだが気真面目な信用金庫の受付嬢。生娘
主人公の幼馴染み。その天然振りがあまりにもありえなかった登場シーンには苦笑だったが、母性的な愛情が豊かで魅力的な人。他の2人より遅れた分だけ、少し可哀想な場面にも遭遇するが、最後には想いが伝わって「初めて」を奉げることに。
例えば葉子の胸のサイズがあれこれ変わっていたり、優柔不断な主人公に対してヒロイン達が寛容過ぎるような、若干アバウトで都合の良過ぎる展開も散見するが、お口奉仕にパイズリにたっぷり頁を費やしつつ愛情溢れる情交シーンが描かれている。特に念願が成就した春美とは何度も何度も体を重ねるいやらしさもあって良かった。ただ、「1章1ヒロイン」の構成に流れ作業的なものを感じてしまい、情交にあまり深みを感じないのが残念だった。結末は弓月作品らしいものである。