この巻の第4章は全巻中の異色作です。
★★★★★
17巻第4章はこのシリーズの中でもひときわ異彩を放っています。
若者たちが仲良く記念写真を撮っているところから始まるこのストーリー。時代の流れが彼らの運命を引き裂いていきます。
新政府のもと、官僚として生きていく決心をした者。
新政府に不満を持ち、士族の結集に加わる者。
やがて彼らは西南戦争で敵味方に別れることに。
銃弾に倒れた彼の手元からハラリと落ちる一枚の写真。
それは夢と希望に満ち溢れていた若かりし頃の友情の証であった。
といった感じなんですけど、なぜこの章だけそういうお涙ちょうだいの物語になってるのかはわかりません。