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ロブション自伝 (中公文庫BIBLIO)

価格: ¥1,050
カテゴリ: 文庫
ブランド: 中央公論新社
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料理に関する知識がないと楽しめないかもしれません。 ★★★☆☆
料理を志す人へ対しては良い本だと思います。 一方、レストランへ行くこと、料理を食べる人側から見たら専門用語や知らなくても良い事が多く解説されているため長く感じると思います。
ロブションのすごさを改めて感じた本 ★★★★★
著者がインタビューするかたちで、ジョエル・ロブションが、食材の探求から、料理の研究、厨房のあり方、料理人のあるべき姿勢、交流した人々について、各職場での出来事を交えながら、述べている。ロブションは、料理ばかりでなく、レストランのオーナーに必要な、経営や店の内装など管理部門も貪欲に学び、読書もよくしているので、かなりの知識人ではないだろうか。

また彼がプロデュースする加工食品や、料理人を育てる学校教育、コンクールの有意義性などについてもふれている。

全編をとおして、真摯に料理にとりくみ、自分に厳しく、人には思いやり深い、ロブションの人間としての魅力も伝わってくる。何より、ロブションが語る哲学は、料理人など食関係の人ばかりでなく、一個人としても参考になると思う。

巻末にレシピものっているが、気楽に読む料理本とは違うので、そういうスタイルを求める人には向かないかも。

何の気なしに手にとった本だが、訳もふくめ読後感が思った以上によかった。