ALCATRAZZ の実力を超えてますね!
★★★★★
当時、イングウェイが脱退し皆「えっ?!」と驚きガッカリした気分に発表された2ndです。
しかし、その内容は一気にALCATRAZZの実力以上のモノになってましたね!(笑)
言わずもがなスティーヴ・ヴァイがこの次元まで持ってきたワケですが
当時のヴァイのイングウェイ(およびファン)への気配りは泣けましたね!
その後、デイブ・リー・ロスに呼ばれこれまた1枚で脱退するワケですが
素晴らしいロックアルバムを遺してくれた事に感謝したい気持ちです。
似たアイデアが『EAT'EMSMILE』『SKYSCRAPER』にもありますが
「SkyFire」なんかは実に秀逸なアダルトロックだと当時感じていました。
せっかくのSHM-CD、紙ジャケなのに・・・
★☆☆☆☆
歌詞カードはあったが対訳はないし、解説も変更されている(過去のものがない)。リマスターもされていないし、値段の割りに内容物が非常におそまつ!同じメーカーから出ているグラハムボネットのソロアルバムも同様らしい。
ジャケがオリジナル通りに再現
★★★☆☆
紙ジャケ&SHM-CDで再発されるこのアルバムで一番気になる点は
「アートワークはどうなっているのか?」 ということでした。
発売されたものを店頭で確認すると、発売当時の鉄格子のジャケが
再現されていたので安心しました。 それだけで満足です。
東芝EMIから出ていたCDのジャケは何で真っ黒だったのでしょうね?
スティーブ・ヴァイ参加の隠れた名盤!
★★★★★
私はイングヴェイ参加の1枚目は、作品としてあまり評価していないのですが、この2枚目は、実に面白い。この作品で聴ける若きスティーヴ・ヴァイの、プレイヤーとしてまたコンポーザーとしての才能は、当時のHR/HMの水準を遥かに超えています。彼がこの後、D・リー・ロス・バンドに引き抜かれるのは当然の結果です。それにしても、気になったのは、私が日頃愛してやまない、本来主役であるはずのグラハム・ボネットの底の浅さです。前作に続いて、いや前作以上に新参のギタリストにいいようにやられています。このアルバムの特に後半のコンセプトは全く、ヴァイのもの(ルーツ的には、師匠フランク・ザッパのモンド感覚)です。以下脱線話です。まあいつも感じるのは、グラハム・ボネットの場合、取り立てて、やりたい音楽があるようには思えません。オファー次第では、ブラック・サバスやディープ・パープルにも加入したかもしれません。冗談抜きに、それくらい節操ない人ですわ。まあそうなってたら、それはそれで業界や個人のエゴが醜く反映されていて、ワイドショー的に面白かったかもしれません。個人的には、グラハムの歌う、「パラノイド」や「ハイウェイ・スター」は是非とも聴いてみたかった(笑)。
最高傑作
★★★★★
高度な技術や理論に精通した音楽家しか作り得ない、複雑な音楽を好む人にとっては最高の作品になると思います。
ヴァイとグラハムのパフォーマンスは若いだけあって最高の出来です。もともとグラハムという人は決まった音楽方向性を持っていない人なので2人の組み合わせは決して悪くありません。
ヴァイの前衛的なセンスにグラハムの変な歌メロが上手くはまっています。商業的には失敗でしたが、意外と最近活躍しているプログレメタルバンドに影響を与えているかもしれません。何しろ天下のヴァイが中心となって創り上げたアルバムですから。何気にKeyのセンスも素晴らしい。