自由と強制が共生してこそ…
★★★★☆
自治会・町内会が生まれた背景から、現代までの歴史とその必要性。さらには今後のあり方までが広範囲に論じられてます。お世辞にもその内容はおもしろいとは言えませんが、権利と権利が衝突しがちな組織の必要性については説得ある論述が展開されています。自治会・町内会に限らず、コミュニティなのか組織なのか、その辺りの境界があいまいな団体関係者には参考になるのではないでしょうか。感情的に批判するのではなく、その団体があるべき姿が見えるかもしれません。また存在することの合理性が見出せるかも知れません。