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バッハ:ゴルトベルク変奏曲

価格: ¥2,243
カテゴリ: CD
ブランド: ポリドール
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このチェンバロと演奏は最高です ★★★★★
こういうチェンバロの音色が聞きたいと思っていました。ヴァルハとも、レオンハルトとも違った演奏で、録音の年代の違いや、楽器の違いもあると思いますが、自分の好みに1番あっています。右手は透明感のある演奏でキラキラ光るような音色です。左手はズシーと楽器全体が響き重量感があり、そのバランスが絶妙で官能的です。聴きやすいのも気に入っています。やはりチェンバロがこの曲に合うような気がします。
新しい時代のはチェンバロによるゴルトベルクの規範となりうる素晴らしい作品ですね。 ★★★★★
ここまで真摯に鍵盤に向かうキース・ジャレットなんて「ステアケース」以来ではないのか… それくらい凄い(あぁワタシは「ステアケース」以降のジャズ作品は全てゴミだと思ってるんです(笑))何と言う心地好い静寂、恐らくはジャレット自身が息を呑む様な美しいチェンバロの音色… 彼は「ステアケース」の時と同じく楽器に引き寄せられる様に座りただひたすら無意無心に弾いている感じです。 あらかじめ大まかなプランは有ったはずですが、ジャレットは特に変わった事は何もしていない(前半はほぼギュスター・レオンハート盤をゆっくりと情感こめて弾いているだけです、逆にその静謐なる簡潔さが凄い)余計に飾る事無く丁寧に旋律を紡ぎ出していく、ゆったりとして過ぎていく時間を愛おしむかのように。 まあーこれとシフ盤があれば良い気もします。(笑)「この二枚でワシが生きてる間はよもや会社も潰れまい」と満足気に笑うアイヒャー翁の顔が目に浮かびます。
丁寧な演奏で聴き飽きない ★★★★★
音に厚みがあり、時にリュートやシンセにも似た多彩な表情を見せる。それでいて聴きやすく疲れない。
チェンバロによるバッハ演奏は、教会の中に居るような宗教性や古典的なものを感じさせるが、不思議とこのCDにはそれらが薄くて現代作品のような印象すらある。

グールドのように個性的な演奏ではない。極めてオーソドックスで、ジャズ・ピアニストの先入観からは想像できないような、忠実的で丁寧な演奏。彼のバッハへの畏敬が感じられる。
自分にとって、スタンダードな演奏になりそうな1枚。
これは良かった ★★★★☆
ピアノのレッスンの参考にと、ピアノによる ゴールドベルグ変奏曲をさがしていましたが、
録音もきれいだし、ヘンナ癖のある演奏でなくて、すばらしい。
これは良いものを見つけました。
24世紀になったとしても ★★★★★
 キース・ジャレットという方を聴くのはこれが初めてである。

 ゴルトベルグ変奏曲に関しては 色々な演奏を聴く機会を得ている。グールドの2種類に始まり、ピノック、高橋悠治、武久源造であり 今回はキースの演奏となった。

 八ヶ岳で1月に録音されたという。バッハの音楽は 寒い気候が似合っていると普段から思っているだけに 聞いていて 冬の長野を想わせるものがかすかに有ったように感じた。
 それは 現在 熱帯に住んでいるから感じる 一種のノスタルジーなのかもしれない。しかし 音楽には時として そういうイメージ喚起力がある。それも音楽の威力であり魅力だ。

 このゴルトベルグは 丁寧に演奏されている。奏者がバッハを尊敬していることがひしひしと伝わってくる。「尊敬される音楽家」と考えてみることが正しいかどうかわからないが もし それでアンケートでも取ったとしたら バッハは相当上位に来るだろうし 一位に輝く可能性も高いと思う。
 バッハを聴くことは 今なお 新鮮だ。そうして その鮮度は あと2−3世紀たっても変わらないと僕は考えている。24世紀にも 同じようにゴルトベルグに挑戦する演奏家がおり それに聴き入る聴衆がいる。そう考えることに 何か安らぎすら感じた。