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変なお茶会

価格: ¥1,050
カテゴリ: 単行本
ブランド: 絵本館
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   「ゼヒホンネンモ ウチソロイテ オイデクダサルオマチシテイマス」。お茶会の招待状を受け取ったヨコハマのオオイワ氏は電気自動車で、ライプールの理髪師スミラ君はゾウに乗って。麒麟(きりん)に乗り、気球に乗り、世界各地からさまざまな人がお茶会の地、トランスバールの城に集合する。お茶会の主役は「天然ココア」だ。

   大の大人がはるばるやってきて、岩山からどうどうとわき出るココアを飲む。飲んだら、それぞれ帰っていく。ただそれだけのお話なのに、こんなにわくわくするのは佐々木マキの絵の力によるところが大きい。

   著者の絵を村上春樹の初期著作(「羊男」シリーズなど)の表紙で知っている、という人も多いだろう。奇妙な「ゆがみ」を感じさせる独特の絵が、本作では赤、青、黄の鮮やかな色遣いで描かれている。版画風の懐かしい雰囲気もあって「喜びおうたのだ」「お達者で」といった昔風の言葉遣いとの組み合わせも絶妙。

   大人の楽しみにとっておきたい絵本、と言いたいところだが漢字にはふりがながふってあるので、子どもも1人で読むことができる。(門倉紫麻)

大人向け ★★☆☆☆
大人向けの絵本であることは間違いないです。
が、私は大人ですが、ハラハラドキドキした内容や展開が満載の絵本が好きなので、あまりこの本は好みません。
雰囲気は「カフェに置いてある大人向けの絵本」って感じですね。
この本で、絵本にある、ドキドキワクワク感を感じることはできません。
ちょっとコーヒーやお茶を飲みながら、ちょっとした絵本を読みたい、そんな雰囲気が好きって感じの人にはオススメでしょう。
変なお茶会を描いた変な本 ★★★★☆
世界のどこかに、一年に一度の一夜だけ天然のココアが涌く場所があってそこに世界中から
様々な人が集まり、お茶会をする。そしてココアを飲んでまた別れていく。

それだけのお話。このような『物語』のもっともシンプルなかたちの中に、お茶会という
アナロジーを通した一期一会的な感覚がつまっているようでいないようで。タイトルの
「変な」という形容がぴったりな、文字通りお茶会のお話。起承転結があるわけでも
教訓的なわけでもなし。しかし繰り返し繰り返し読んでしまう不思議な魅力がある絵本。
美味しそうなココア! ★★★★★
20歳で初めて読んだとき「なんだよこれ!わけわかんない!」と思いました。
でも数時間後にはまた読んでるし、今でも1週間に1度は手に取ります。
そういう不思議な魅力のある本です。

世界各国のどんな繋がりがあるのかさっぱり分からない人たち(神様みたいな人まで!)が友達で、年に1度集まってお茶会を開くのです。
どんなお茶会か想像してみてください。
どんな飲み物だろう、お茶請けは?どんなことお話するのだろうか。
色んな期待をすると、突然山から天然のココアが!
読み終わるとココアが猛烈に飲みたくなります。
宝物です ★★★★★
1981年の高校1年のときに佐々木マキ氏を初めて知るきっかけになった本です。もともとはその時以前に出版されていた、ということですね。まだ子供たちはこの本とつき合ってくれません(夜寝るときのお供にしてくれない)。でも、いつか気に入ってくれるといいなあ、と思っています。
大人向け?子ども向け? ★★★☆☆
本のサイズと出てくる地名は大人対応。
他は普通の(子供向けの)絵本だと思います。色もくっきりはっきりし
ているし。
カバーを取った表紙は和風で素敵でした。