五七五
★★★☆☆
五七五のリズムに乗った、おまじないの絵本です。
一ページに一句ずつ書かれています。
いつものストーリーがある絵本だと思っていたら
全然違ったので、
「これは、うちの子(五歳)に理解できるかな?」
とちょっと不安になりました。
案の定、読んでる間は静かに聴いていたのですが
読み終わって「おもしろかった?」と聞くと
首を横に振ってました('∀`;)
私は、「バイバイと てをふりながら かえれない」
など、かわいい句が多くあり、
思わずニンマリしてしまったのですが
うちの子には、難しかったみたい。
いままでのシリーズをまた読み返したくなります
★★★★★
おれたちともだちシリーズの第8弾は、とっても贅沢な作品となりました!
ページ数もアップし、オールキャストが勢揃い!
懐かしい面々にもまた出会えたのが、なんともうれしかった。
猪やイタチ、ヤマネ、ヘビ、あの蟻さんまで登場している。
今回は物語形式ではなく、5・7・5調の ともだちおまじないと
それにちなんだ絵の組み合わせで、構成されています。
まじないと絵のコンビネーションが実に絶妙。
例えば、ともだちやを開業する前の狐がコスチュームの
スケッチをあれこれと描きまくっているシーンでは
「ともだちを だれよりほしい ともだちや」ってな調子です。
いままでのシリーズの舞台裏が色々と分かるし、隠れたエピソードも満載。
降矢さんの饒舌な絵と内田さんの思わせぶりな文から前後のストーリーを
勝手に想像してニヤニヤしたりジーンとするのもいいですよ。
春から始まり夏、秋、冬と四季の流れも味わえるようになっています。
全巻手元に用意してから読むと楽しさ倍増です。
5・7・5
★★★★★
お話展開ではないのでいつもとは違うテイストで進みます。
凝縮されたこの世界観はやはりいつもの「ともだちや」
けんかした後の気まずさ、寂しさ。
この世界全て愛しく表現する内田・降矢両先生方には頭が下がります。