おねしょモニター「ウェットストップ３」は、小児の夜尿症治療に用いるアラーム装置です。１９７９年に米国で開発され、夜尿症及びアラーム療法を知り尽くした製品です。日本の小児に対する効果は本装置を使用して１０年以上の治験を通じて実証され、各種学会などで発表されています。輸入販売元の（株）ＭＤＫは各種学会に参加し夜尿症に関する知識が豊富なスタッフもおり、ご相談も受けていますので安心してご使用いただけます。 おねしょを改善する方法には生活指導、薬物療法、アラーム療法がありますが、本装置は行動療法の一つであるアラーム療法に使用します。
【アラーム療法】とは
●　この療法で行うトレーニングは、おねしょをした時にアラームを（即ち、おねしょしたことを）できるだけ早く認識させることが目的です。おねしょをした時に起こして排尿させることが目的ではありません。睡眠中適当な時間に起こして排尿させると、逆効果になります。
●　おねしょをした時にアラーム（音や振動）で覚醒し、認識させることを毎日続けているうちに、膀胱の蓄尿量が増し尿道の筋肉力が強くなります。それに伴いおねしょの量や回数が減少し、おねしょの時間帯がしだいに朝方に移行して、最終的に朝までがまんできるようになります。
●　おねしょの回数、時間を記録すると更に詳しく変化を観察することができます。
●　効果の現れは個人差やアラーム療法の理解度により異なりますが、一般的には３ヶ月くらいまでには効果が出始め、６ヶ月くらいでおねしょしなくなる率が７０％くらいと言われています。
●　夜尿症の場合通常眠りが深く多くの場合自分で起きられません。アラームで目覚めない場合はできるだけ早く教えてあげる（アラームを認識させる）方が効果も高くなると言われていますので、介助者の根気よい協力も必要とします。
●　医療機関で診療を受けずにアラーム療法を試され、効果がなかなか見受けられない場合は受診することをお奨めいたします。