ページごとの発見が楽しくて面白い
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14匹のネズミ一家が、自分たちの快適な住まいを求めて引越しするお話。冒険あり、家族で力をあわせて乗り切る場面がありと、めくるたびに色々なアイデアのつまったシーンが楽しめます。とくに面白いのは、一枚の絵の中で14匹それぞれが何をしているのか、また、どんな生き物がそこにはいるのか、という発見をページごとで楽しめることです。丁寧に描かれた絵からは本当にねずみが生活しているようなリアル感がありますし、美しい色彩では目も楽しめることができます。
おススメです。
読めば人気の秘密がわかります
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シリーズ750万部(国内外)を売り上げる超ロングセラーの原点。
実際購入して子どもと何度も読んでみて、その魅力がよくわかりました。
新しいすみかを求め、14ひきのねずみの一家が野をこえ、谷をわたって、お引越し。家を作り、水道をひき、橋をかけ、冬に備えて食べ物を集め、みんなで晩ごはん。気持ちのいい寝床で安心して眠りにつきます。
自然、ねずみ、生き物たち、一筆一筆に愛情がこめられたような絵がとても印象的です。10人の子どもたちも服装から表情まで実に細やかに書き分けられています。いっくんからとっくんまで名前がついており、あてっこもできます。
表紙裏は、彩色なしの森の遠景で、遠くから14ひきの姿が描かれていますが、ねずみたちがゴマ粒ほどに小さくて・・・ こんな小さい生き物が、大きな森の中でせいいっぱい生きているんだなあとなんだか胸が詰まる思いがしました。この表紙裏の絵が、色鮮やかな14ひきの絵本を一層すてきなものにしているように感じました。
秋を感じさせる情景描写が素敵です。
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14匹が住む所を探しながら、森や林を抜け、小川を渡っていきます。
途中、ねずみの天敵に遭遇しそうになりながら。。。。
ネズミ達の引越し先は、「14匹の朝ごはん」にも出てくるあの木の根元のお家でした。 ということは、「朝ごはん」よりも先に読まないといけない、ということです。。。。。
寒い冬を前に皆で力を合わせて居を構え、食料を貯えます。賑やかな家族団らん、暖かい家で大家族が静かに眠りにつく様子は、こちらまで穏やかな気分になります。
このシリーズ全体に言えることなのですが、細かい描写がとても素敵です。 この本でも、それぞれの服や大きさで、ネズミ達の名前をを言い当てっこをしたりできます。 集中力も養えたようです。
14ひきシリーズの原点
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14ひきが引っ越し,みんなで力をあわせて家をつくります。橋や水道もつくります。その様子が生き生きと描かれています。思わず頑張って!と応援したくなります。14ひきが暮らしを始める前の物語。
まさにこのシリーズの原点です。