小沢氏の考え方を把握するには簡便で良いものだとは思う
★★★★☆
民主党代表選出馬の話が出たので、
急慮、積読状態にあった本書を読んでみた。
ざっとサマライズしてみる。
1章 どぶ板選挙の重要性を説いている
うーんと、若い政治家には必要で、
自分にはもう必要ないともとれる内容で、
ちょっとどうかな?と思った。
2章 米ソ冷戦終結まで、この国においては
政策論争の必要が無かった、そして自民党と
社会党は結託していたという歴史観。
日本史上の3大改革は
大化の改新・安土桃山・明治維新だった。
妥当な内容だと思う。
3章 官僚批判及び政治の怠慢批判。
権力は腐敗する。お上任せではいけなく、
国民全体の意識改革が必要とされる。
4章 リーダー論。
坂本竜馬・山県有朋・原敬・福沢諭吉を尊敬している。
司馬史観の影響があるようだ。
優れたリーダーとは明確なビジョンと優れた価値観を持っていることと
責任をきちんととることと考えている。
5章 国連に御親兵を。
日本人も金だけではなく血と汗を
国際社会に出すことを理想とされている。
6章 教育問題に関する提言。
ゆとり教育批判・戦後の間違った自由主義、個人主義
教育が現在のモラル低下を招いたと主張されている。
小沢氏の考え方を把握するには簡便で良いものだとは思う。
全体的に内容・考察が浅い印象はぬぐえない。
本当にこれくらいの事しか考えていないの?
他の著作も併せて読むことにした。
日本改造計画とセットでお買いになるほうが・・・・・・・
★★★★★
他の方のレビューにもありましたが、内容が薄いという批判があるようです。
小沢さんの考え方は、良く分ると思いますが、
個別の政策について詳しく知りたいと言う方がいるのなら、
日本改造計画も、まとめてお買いになられるといいですよ。
細かい政策にも触れられていますし、70万部も売れた本で、2007年に復刻もされています。
古本屋さんや、近くの本屋さんにもあるかもしれないですし、
マーケットプライスにも、多数売られておりましたから、
ぜひ、一緒にお買い求めいただいて、小沢さんの考え方を理解してほしいと思います。
TVだけで判断しないで欲しい。
★★★★★
昔からTVじゃ随分と悪役にされている方ですが、小沢さんは決して悪い人ではないと思うのですよ。
『日本改造計画』を出版されたときに、初めて政治関係の本に触れ、小沢さんのファンになり、
それからずっと注目してきました。
今回の『小沢主義』は『日本改造計画』の頃と言ってることに何にも変わりません。ただし、文章は
随分と柔らかくなられた印象を受けました。
昔から言ってることは変わらず、赤字で小沢塾を開いて若い世代の政治家を育て、
検察からケチつけられたってやっぱり不起訴。
小沢氏をTVや新聞等のマスコミ報道で悪い奴だと思っている方はこの本と『日本改造計画』の2冊を
ぜひ一読願いたい。小沢氏の考え方には賛同できないという方はいても、小沢はやっぱり悪い奴だ!
と思われる方はいないのでは無いでしょうか。
日本改造計画
↑ひょっとしたら文庫本があるのかも知れませんが、見つからなかったので当時の本をリンクしときます。
この人がいなければ、政治は空虚だ。
★★★★☆
国民、弱者を無視した政治に終止符を打ったのは、‘我々自身’である。国際政治の相関のなかで、外交的にも岐路に立っている日本を民主党政権はなんとかいい方向へ我々を導いてもらいたい。この人がいなければ政権交代も政治に興味を持つこともなかったのかなと思ってしまう。
超一流の歴史に残る手配師
★★☆☆☆
小沢氏の手配師としての戦略的な設定を現実化することは凄い。日本再生に使えれば歴史上、名を残すだろう。現時点では負のほうで名を残しそう。惜しい。手配師としては超一流。