まずはこの1冊
★★★★☆
漢字には読み仮名がふられ、
小学生でも読めるくらい簡潔な文体で
書かれており、すんなり読めます。
野口英世の歩んだアウトラインが
手に取るようにわかるのではないでしょうか。
「びんぼう、てんぼう」と言われた幼児期から
「世界のノグチ」に這い上がるまでの
根気や努力の描写を読んでいると
自然とエネルギーが湧いてきます!
ただ、「完全な人」としての印象を
深めてしまうかもしれません。
それはそれで良いことかもしれませんが、
本人も「完全な人間なんかいない」と言っているそうですし、
人間として「不完全」な部分の描写をもっと
して欲しかったようにも思います。
とは言いましても、野口英世の人生を
大まかに俯瞰するという意味でも、
「最初の1冊」には良いと思います。