人のおうちにあがりこんでご飯を食べる電車。お相撲さんの邪魔をするお地蔵さん。
なんでもかんでも釘で打ちつけちゃう大工さん。あたりかまわず真っ赤に塗ってしまうペンキやさん。
神社の鳥居が街の中歩き回るのも良くないし、弾こうとすると背伸びをするピアノも良くないね。
なんとも奇抜なアイデアばかりが続くが、もちろん最後は決まっている。「みなさん いっしょに ごめんなさい。」皆でぺこりとお辞儀をしているイラストが微笑ましい。イヤイヤばかりの子どもたちも、一緒に「ごめんなさい」が言えるようになる1冊である。(小山由絵)