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カラスの常識 (寺子屋新書)

価格: ¥880
カテゴリ: 新書
ブランド: 子どもの未来社
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カラスは好きで「悪さ」をしているわけではない…… ★★★★★
漁業をしている人にとって、カラス以上に困るのはカモメである。
なのにただ色が白いというだけで、「かもめーる」などという
おかしげなハガキになったりする。
もしカラスがあんな色でなかったら、今頃日本の国鳥になっていたかもしれない――
などと私などは思う。実はカラスも、なかなかに可愛いところがあるのだ。

本書はカラスは「困った鳥だ」という先入観まったく抜きで、
カラスの行動パターンや生態、実は人間の勝手さのためにこうなったことなどが
面白くしかし誠実に、書かれている。

カラスへの「愛」さえ感じられる一冊である。
カラスはすべり台も滑り降りるし、電線にもぶら下がる。蛇口を開けて水も飲む。そしてそれには理由がある。 ★★★★★
多くの人が害鳥だと感じているカラスに対する見方が180度とは言わないまでも大きく変わる一冊。志村けんも言ってたし本書のオビにも書いてあるが、彼らは人間に対して「カラスの勝手でしょ」と声を大にして主張したいのではと思ってしまった。好き嫌いは別にしてカラスは実に興味深い鳥である。

カラスが鳴くと死人が出るといったカラスにまつわる都市伝説。カラスは何故人を襲うのか、さらに同じ人物ばかりが何度も襲われるのは何故か。山に棲むはずのカラスが街で生活するようになったのは何故か。そしてそれはやむを得ずそうしているのかあるいはそうではないのか。同じ大都会でも東京はカラスの街とまで呼ばれるほど多く生息しているのに大阪はそうでないのは何故かetc。

そういった疑問をカラスの立場(生態)から解明してみようというのが本書の目指すところであるが、これが非常に興味深いし面白い。

プロフィールによると、著者は番組制作会社に勤務しNHKの自然番組を数多く制作した人物だそうだ。学者ではない。だから、本書も学術書だとか研究書といったものではなく、カラスの生態の不思議にはまった人物が学術書に書かれていることを実際に調べてみたり自身の考察を述べているという色合いが濃く、わざとだと思うが難しい用語も殆んど使われていない。

ただ、東京農業大学で生態学を専攻していたせいかはわからないが、そのはまり具合が半端でない。いくからカラスに興味があるといっても、番組のためとはいえ実際にカラスを怒らせ自分を襲わせてみる人はそういないだろう。しかも、襲われたときの著者の表情があまりに嬉しそうだったためにその映像はお蔵入りになったそうだ。

何の気になしに手に取った本だが大当たりの一冊だった。