つばめ丸参上!
★★★★★
以前、山本さんの絵で「仮面の忍者赤影」のような かっこいいキャラを
見てみたいなんて書いたのですが、本書の つばめ丸、なかなかいいですぞ!
相棒の子ツバメの疾風(はやて)共々、赤いマフラーが決まってます。
表紙にも出ているライバル役の がまのしん もいい味だしてます。
本書を特徴づけているのは、現代が舞台になっているところ。
昼間は普通の小学生や会社員といった生活を送りながら、
日が暮れると一転、忍者の時間になるのである。
家族みんなで忍者になって修行するようすは、まるで忍者ごっこの
ようでみていて楽しい。といっても彼らは本気。
見所は、富士の火口で開催される忍者大運動会。
「サスケ」という身体能力を競うTV番組がありますが、あれを進化させた感じです。
つばめ丸は その名と反対に苦手なことがありまして、
それを克服できないまま、競技にのぞむのですが、はたして…
次回作も期待して待ちたいですね。
だって、つばめ丸の魅力、1冊だけでは収まりそうにないですから。