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情緒の教育

価格: ¥3,045
カテゴリ: 単行本
ブランド: 燈影舎
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日本への警告 ★★★★★
本書を手にとることがあれば、最初の「六十年後の日本」という6ページ
の文章を是非読んで欲しいと思います。
この6ページの文章を読むだけでも岡潔がただ者ではないこと、
日本がどういう道をたどっているのか、日本はどういう教育を
目指さなければならないのかを、一瞬にしてつかむことが
出来ることでしょう。

あとに続く教育論も全て襟を正して読まざるを得ないほど、真剣で、日本を愛し、
且つ奥が深いです。
教育者はもちろん、日本人全員が読むべき本だと思います。
生誕100年 ★★★★☆
ここ数年、生誕100年を記念しての出版が目立った。その先陣をきった観のあったのが、この「情緒の教育」であった。
何故100年なのか。
岡潔に続いて、小林秀雄、・・・。

共通点は、70歳に至るまで、第一線で息の長い活動を続け、それぞれが大家と認められ、その生涯を閉じた。しかし、100年までは、さらに30年、すなわち、もう一世代分の星霜を生き延びねばならない。
存命中、大家と認められるのは、大変なことであろうが、少なくとも、各ジャンルに、各々の第一人者は、当然ながら同時代に一人存在する。

しかし、死後30年を経過して、次の時代にも認められるということは、第一人者であるだけでは足りないのである。
普遍性とは、このような、時代の断崖絶壁を平然と超えて、新たなる世代に
、今生まれたばかりのように、すなわち、同時代の成果としてその富が受け入れられるのでなければ、空言であろう。

一世代だけで、普遍性は決して達成できない。人は、個体としては、世代の壁を超える事はできない。しかし、生誕100年の記念出版が可能な偉人たちは、これと具体的に明示はできないけれども、この壁をこえたのである。それは、事実として、明らかである、結果的に証明されている。

この、生誕100年を期して出版された本書は、以上にくどくど述べたことを、一読解らせてくれる好著である。