スマイレージに文句ない。とても可愛いし突っ走って欲しい。しかしなぜインディーズ時代の曲の方が良曲なんです?なんのこだわりなの?あといい加減に衣装何とかして。評判悪いですよ。それと15才のアイドルにテレビで下ネタ言わせるな。あれはアップフロントらしくない。今まで大人メンバーの一部が軽く触れる事はあっても、未成年メンバーは記憶に無いです。正統派アイドルの事務所として下ネタは禁止してると思ってたのでガッカリした。そう言うのとは一線引くべき。道義的にね。テレビはプライベートでは無いんだから。

笑顔を絶やすことの無いスマイレージの作品を、観たり聴いたりしていると、何ともほのぼのとした気分になる。だが、音楽誌等でメンバーのインタヴューを読むと、発言のひとつひとつから、しがみ付ついてでも前進しようとする、若々しく力強いエネルギーと野心が伺え、しっかりとした「芯」を持っているグループだという事が分かる。本作は、成功という大きな目標に向かって前進し続けるスマイレージのメジャー２枚目のシングルで、Dance Shot Ver.Whiteを収録したＤＶＤ付き。

タイトルからして興味深々の「○○ がんばらなくてもええねんで!!」は、ポップで明るい楽曲に、大阪弁の歌詞が乗るコミカルな楽曲。2曲目は、それを標準語にした「○○ がんばらなくてもいいんだよ!!」という面白い試みも。「頑張れ」と言う応援歌で無く、「頑張り過ぎなくていい」という逆説的内容だが、応援歌として成立しているバランスの良さが、メンバー４人の個性によるものかも。「スマイル美人」は、タイトルのイメージに反し（？）、少し大人びた感じのテクノポップで、イントロのＢ♭ｍから半音ずつ下降していくメロディが印象的。先日の「ファンコラ！」神戸場所（昼）では、スマイレージとして「印象派 ルノアールのように」を披露しファンが驚きの歓声を上げたが、選曲以上に、この楽曲を完璧に歌いこなす4人の歌唱力には更に驚いた。ポップな楽曲のみならず、こういったクール系統の楽曲でも、メンバーの歌唱力のセンスが光っている。

一言で「歌唱力」と言っても、レコーディングの為にスタジオで歌うのと、コンサートで歌うのとでは、言葉の持つ背景や意味合いが違ってくる。試行錯誤を繰り返し、色々な方法を試し楽曲を構築して行き、良い作品を生み出す為に歌うのがスタジオワークなら、コンサートは完成された楽曲を、いかに正確に再現し、聴き手を魅せ、メッセージを伝えるかが重要に成って来る。またコンサートは生の為、２時間分歌い切る体力も必要になる。こういった「根」が、しっかりと確立されていなければ、単に「格好だけで、中身の無いアーティスト」と世間に思われてしまうが、スマイレージのメンバーは、コンサートでも正確な音程で歌い、音楽的に見ても、きちんとしたプロの歌手の基準は充分満たしている。これから経験を積めば表現力にも磨きがかかり、ますます質が上がっていく事と思う。まだまだクリアすべき壁が立ち塞がる事もあるだろうが、磨けば磨くだけ光る可能性と、メンバーの前進しようとする力強い野心で一流のアーティストになって貰いたい。