記憶の底に眠るフィンランドの姿
★★★★☆
フィンランドの2人の女性写真家が
古えのフィンランドの木と森を訪ねた写真集。
記憶の底に眠るフィンランドの姿は
キリスト教の影響をまだ受けていない
この地の原初の思考を伝えている。
神聖な綴り・・・
★★★★★
この本を入院中にずっと見ていて,退院したら必ずフィンランドに行きたいと思っていました。そして,実際にほとんど知識もなく,フィンランド語も読めない話せないのに,ただ森を散策してみたいというだけで訪れた国立公園。ありふれた旅行情報誌や言葉は必要なく,数時間歩いているだけで本当にいろんな力をもらった気がしました。森の精霊と旅をする・・・その精霊たちが道案内をしてくれたり,きのこやベリー白樺やジュニパーなどめいいっぱい五感を楽しませてくれたんだなと思っています。この本が私の旅の1ページを大きくかえてくれるきっかけになり感謝しています。
精霊と旅ができます
★★★★★
写真と文章で構成されていて、まるで映画を見ているような感覚になります。
ひとつひとつの言葉が意味を持ち、美しいだけではない写真に目を奪われます。
森も人間も、同じ生き物なんだと感じさせてくれます。
イチかバチか買ってみましたが、私にとっては当たりでした。
静かに読みふけりたい そんな一冊です。
木々の声が聞こえる
★★★★★
フィンランドに古くから伝わる詩、神話、そして言い伝えや風習を紹介する文章が、息を呑むような美しい写真とともに、読者を森の中へといざなってくれる。さまざまな形をした沢山の木々には、深遠な魂が宿っているようだ。ページをめくると、木々たちが心の声で話しかけてくるような気がする。子供たちが作った樹上の隠れ家が、それぞれ味があって素敵。人間と自然の深いつながりを改めて思い起こさせてくれる美しい本。癒されます。おすすめ!
日本人・フィンランド人 木の民・TREE PEOPLE
★★★★★
TREE PEOPLE・木の民としての根っこを自分は持つことをきづかせてくれた『フィンランド・森の精霊と旅をする』、「緑の黄金」のオーラがちりばめられています。「もっとも美しい本賞」が日本にあったら、必ず受賞する本。大事な人に贈りたい一冊です。