実例の部分はよいのだが・・・
★★☆☆☆
特に第2章の光ファイバの歴史と基本の部分は、文章としてのボリュームの制限のためか、図は多いものの文章での説明がうまくしきれていない感がある。また、文章の流れがとぎれとぎれで、言いたいことが非常にわかりにくい。
対して第4章以降の光ケーブルの実例や素子、光増幅や光通信技術の章は、簡潔ながらもちゃんと説明されている感がある。
全体を通して、出版時の誤字・誤植が非常に多い。このあたりは出版社のWEBで正誤があってもいいものだが、正誤のページも見当たらず、不親切な点が多い。
図が多く、実例を知るにはいい本だと思うが、理論を学ぶための本としては、不足要素が多い。