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イタリアのオペラと歌曲を知る12章

価格: ¥3,675
カテゴリ: 単行本
ブランド: 東京堂出版
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:嶺貞子/監修 森田学/編 池上英洋/著 大崎さやの/著 ルカ・カッポンチェッリ/著 佐々木なおみ/著 園田みどり/著 土肥秀行/著 中川さつき/著 中巻寛子/著 丹羽誠志郎/著 藤谷道夫/著 出版社名:東京堂出版 発行年月:2009年04月 関連キーワード:イタリア ノ オペラ ト カキヨク オ シル ジユウニシヨウ いたりあ の おぺら と かきよく お しる じゆうにしよう、 トウキヨウドウ シユツパン トウキヨウドウシユツパン 5164 とうきようどう しゆつぱん とうきようどうしゆつぱん 5164 ダンテ、ペトラルカから、ルネサンスの音楽、バロックとともに誕生したオペラ、オラトリオ、カンタータ、歌曲などの声楽曲全般まで、イタリアの音楽と、音楽を理解するのに不可欠なイタリアの芸術・文化について、それぞれの分野の専門家が解き明かす。 ダンテ『神曲』『カンツォニエーレ』における「聖」と「俗」-ダンテとの比較を通してペトラルキズムと音楽-マドリガーレにおける詩と音楽の新しい関係ルネサンス宮廷社会と音楽イタリアの劇場と舞台背景画-古代劇場から
深い音楽的素養を必要とする書 ★★★☆☆
様々な歌曲やオペラに関心があり、自分の知識の体系化をはかる意味合いもあり読了しましたが、アマチュアの音楽好きには手ごわい内容でした。啓蒙書のような書名ですが、イタリアのオペラや声楽を専門領域とする音楽史や音楽学、声楽の研究者による専門書の体裁をとっています。

各人の関心領域に応じて、各章を分担執筆しています。その章立てについては、一定の編集企画があったようですが、このジャンルを研究テーマとしている論文集のようでした。

編者の森田学氏によるまえがきのコメントが本書の性格を現していると思います。「本物志向の人たちに応えるべくして編纂されたのが本書である」「これまでの単なる概説書や世間に溢れるお手軽本とは趣を異にしている」「従来型の著名な作曲家やその作品だけを網羅的に解説しなければならない概説書とは違った独創性や自由さを持っている」と述べていました。

各章では関係楽譜や図版、歌詞と対訳も掲載してあり、理解の助けになっています。監修者で執筆者である東京藝術大学名誉教授で声楽家の嶺貞子氏の「イタリア近代歌曲」と「あとがき」に関心を持ちました。イタリア歌曲を日本に根付かせる努力が過去にも今も感じられます。

内容は、ダンテ『神曲』 『カンツォニエーレ』における「聖」と「俗」―ダンテとの比較を通して ペトラルキズムと音楽―マドリガーレにおける詩と音楽の新しい関係 ルネサンス宮廷社会と音楽 イタリアの劇場と舞台背景画―古代劇場からオペラ劇場まで バロック時代の声楽曲における劇的表現―情念の表出と燃焼 メタスタジオの音楽劇 ゴルドーニとオペラ台本 19世紀のオペラ台本のしくみ イタリア古典歌曲 近代歌曲の詩人たち イタリア近代歌曲