駄作
★★★☆☆
わかりにくい上に無駄に網羅してある。文法学者にでもなりたい人がマスターすればいいんじゃない。易化している高校英語においては必要ない情報が含まれているのでフォレストで良い。
高校で学ぶ文法事項のすべてが網羅されている。
★★★★★
高校で学ぶ文法事項のすべてが初歩の段階から詳しく網羅されています。とても詳しく丁寧に説明されているので独学者でもよくわかります。本自体も最近はソフトカバーの廉価な装丁本がほとんどの中で、ハードカバーでしおり紐もついて値段のわりに贅沢な装丁です。長年の実績があるのでこうしたことができるのでしょう。
ただ、高校へ入学したらすぐにこの本を手にとって勉強をはじめることが想定されていますし中身も優れているので、先生などはこの本を生徒に薦めたり一括購入で生徒にあてがったりしたくなるかも知れませんが、それはちょっと考えた方がいい。この本を手渡された側の身になって考えましょう。高校へ入ったばかりのこれからの勉強に不安でいっぱいの新入生がこの分厚い本の膨大な中身に面食らって、英語は「たいへん」という強迫観念を植えつけられて今後の英語の勉強が気の重い荷物とならないか心配です。
この本を手にとって学習する準備段階として、日栄の300円シリーズの「高校英語入門」のような本を1,2冊こなして助走をつけてからこれに取り組んだ方がいいように思います。この意味で高校1年生の夏休み明けくらいから、あるいは2年生になってこれを手に取るのがいいのではないかと思います。
内容は全体の文法事項を26章に分けて初歩の段階から進んだ細部まで説明しています。各章末の問題数も多いので各章を1週間でやって26週、約7ヶ月かかる計算です。2巡するのに1年という所でしょうか。また長文読解で出会った新しい文法事項を本書で確かめながら、あせらずじっくりと取り組むことです。
苦行としてでなく楽しんで英語を勉強しましょう。文法事項の全体的な概要をつかんでいるとこの本のよさがよくわかります。とてもよく書いてあるので辞典的にもつかえます。
難易度と到達度は高め。
★★★★☆
文法事項に関する説明は、フォレストより詳しいと思います。
そして、演習問題もフォレストより多いです。
高校1年生でこの本を学校で配られましたが、難易度が高く苦労しました。
演習問題は、単なる文法だけではなく単語力や英文和訳、英作文の力もつくように
なっていると思います。
厚さがあり、英語の苦手な人には受験生になってから、この本を1からやるのは
時間がかかると思いますが、難関大を目指す高1、2生の勉強にはオススメです。
高3、浪人でも英語の勉強に時間が多く取れるようなら問題ないと思います。
フォレストとどちらがいいかは、その人のレベルや好みもあるので、よく検討することを勧めます。これは参考書プラス問題集みたいな感じです。
中堅以上の大学向けの文法解説書
★★★★★
英文法解説書といえば,Forestが高い人気を誇っています。その理由は,文法の説明がわかりやすく,自分で文法を理解できる,非常に価値のある本だからです。Forestも星5つに値します。しかし,受験生としての観点からは,「演習問題が少ない」「難関大対策には不十分」という難点が残されていました。
それに対し,チャート式は,「演習問題が豊富」,「文法の細部まで網羅」という特徴があります。そのため,この場合,どちらかが優れているというわけではなく,それぞれの特徴を考慮して,どちらが自分に合っているかが決め手です。
ある程度実力(自習力)があり,Forestが物足りないという人は,この本を使ってみてください。網羅性の良さと解説演習両面での機能性の高さを感じられると思います。細部の「注意」「参考」「注」まで重要なことが書かれていて,無駄がありません。また,演習問題もさまざまな問題がバランスよく配置されており,全ての問題をこなせるようになる頃には,難関への基礎が固められていることと思います。