ニーズに合えば良書です。
★★★★☆
解答の手順が随所でマニュアル化されているので、当該箇所でつまづいている人が読めば非常に有益でしょう。
しかし全体の問題レベル、網羅性はそれほど高いわけではなく、(志望校にもよりますが)理系入試を本書だけで乗り切ろうというのは不安が残ります。そういう場合は同じ著者の「難関大理・医系入試の完全攻略」を使え、ということなのでしょうが・・・。
教科書と傍用問題集は一通りやってみたが、いまいち苦手意識が取れない、すっきりしない、というレベルの人が解決のヒントを求めて5時間程度で通読する、というのが現実的な使い方でしょう。