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133キロ怪速球 (ベースボール・マガジン社新書)

価格: ¥800
カテゴリ: 新書
ブランド: ベースボールマガジン社
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:山本昌/著 出版社名:ベースボール・マガジン社 シリーズ名:ベースボール・マガジン社新書 027 発行年月:2009年05月 関連キーワード:ヒヤクサンジユウサンキロ カイソツキユウ ベ-スボ-ル マガジンシヤ シンシヨ 27 ひやくさんじゆうさんきろ かいそつきゆう べ-すぼ-る まがじんしや しんしよ 27、 ベ-スボ-ル マガジンシヤ ベ-スボ-ルマガジンシヤ 7609 べ-すぼ-る まがじんしや べ-すぼ-るまがじんしや 7609、 ベ-スボ-ル マガジンシヤ ベ-スボ-ルマガジンシヤ 7609 べ-すぼ-る まがじんしや べ-すぼ-るまがじんしや 7609 日本球界を代表するベテラン左腕・山本昌。2008年には史上24人目の200勝投手となった。83年秋のドラフト5位で中日に入団した著者は体だけは大きかったが、しかし決して才能に満ちあふれていたわけではなかった。戦力外通告におびえていた著者は何を考え、弱肉強
50歳まで投げ続けて下さい! ★★★★★
 山本昌投手は本当に人のことを純粋に気遣い、少年の心をもち、多才な方であると、改めてこの本をご覧になったらお分かりになります。
また、プロ野球をあまり知らない方でも45歳で完封(2010年現在)をなし得た偉業はニュースや新聞でもご記憶に新しいと思います。

 昌投手は本当に苦労を重ねてきて、そして周りの方への感謝の気持ちを決して忘れることがありません。200勝という偉業を達成してもいつも謙虚で、
昌投手のことを考えると元気がもらえます。「もう○○歳だから・・・」といういいわけをしようとする自分を我にかえらせてくれます。

 特にドラゴンズファンの方はこの本をご覧になっていると「そんなことがあったのか!」「あのときのこと、覚えてる!」というように懐かしむこともできます。
このような昌投手のファンで本当に良かったと改めて思う一冊です。



 
読んでいて昌さんの声で脳内再生余裕でした ★★★★☆
山本昌本人による自叙伝・トレーニング論・コーチ論ではあるが、タイトルにあるような「133キロ怪速球」を完全に解説するには、本人の証言だけでなく科学的にそのストレートを解析する作業が不可欠なのだ。

曰く、昌さんのストレートは一試合中に投げる球数のうち45%を占めること(松坂大輔とほぼ同じ。阪神の下柳は8%)
曰く、昌さんのストレートにおけるボールのスピン量は毎秒52回転。これは一般の投手の1.5〜2倍のスピン量に当たること
曰く、スピン量の大きなストレートはその回転によって作り出す揚力によって、スピン量の少ない直球よりも落差が小さいこと(昌のストレートの打ち損じでポップフライを上げたり、空振り三振のバットの多くがボールの下を通過していることを思い出していただきたい)
曰く、スピン量の大きな直球は、その高速回転によりボール真後ろに出来る負圧のエリアに空気を送り込み、結果としてボールを減速させる作用を小さくすることから、リリース直後の初速と、バッターの手元に来る終速の差が小さい。従って差し込まれたり、詰まったバッティングになることが多い。
曰く、昌さんのフォームは体の特定の箇所に、過度な負担をかけない理想的なものである

これらはBS-i放送「超・人 山本昌」で特集されたストレートの解説であるが、我々野球ファンに「速球」というボールに対する新しい視座を提供する上でも、小山裕史氏との共著にして欲しかった。そう言う意味で☆一つを減らさざるを得なかったが、山本昌ファン・中日ファンにとどまらず、プロ野球ファンやただの野球好きにも是非読んでいただきたい良書の一つである。
まじめなひと ★★★★☆
 2009年のシーズン前に執筆・出版されたもの。ちょうど前年に200勝を達成したところであり、自信をもって自身の野球人生を振り返っている。
 高校時代、ドラフト指名、アメリカ留学、エースとして活躍した時代、30代末からの不調、2008年の復活と、それぞれのシーンを思い出し、山本昌が成功できた理由を提示してくれる。
 しかし、まったく嫌みではないし、お説教っぽくもない。むしろ、実直で真面目な人柄が伝わってきて、非常に読み心地の良い本であった。
すべては「運」 ★★★★☆
 日本プロ野球で200勝を達成したのは24人(2009年9月現在)いるが、山本昌はその中でも特に変わっている。
 作中に書かれていた「1年目に1試合も投げずに200勝」した唯一の投手、というのもすごいのだがそれ以上にすごいのが初勝利が5年目だということ。
 さすがに1年目からバリバリやらなくても、2年少なくとも3年目あたりまでに勝たなければ200勝なんてかなり難しいと思う。
 そう思うと山本昌は本当にすごい。
 これもひとえに「運」の強さなんだろうなと思う。

 誤解しないでもらいたいが、運だけで200勝なんてできるわけない。
 ここでいう「運」の強さとは「引き寄せられる運」ということ。

 「スクリューボールはマイナーの内野手から教わった」とあるが、同じ境遇にあったら同じようにスクリューボールを覚えられるかといったらそんなことはばい。
 内野手から変化球を教えてもらうなんて本職としてのプライドもあるだろうし、第一「これは使える」と思わなければ教えを請うこともないだろう。
 それに「アメリカに残された時はふてくされていた」とあったが、もしずっとこの状態だったらそのマイナー選手も教える気にはなれないだろう。
 
 このエピソードをはじめ「なるほど」と思わされる話ばかりである。
 それは何もアスリートにみに通用する話ではなく、むしろ一般のビジネスマンがそこから何か得るものが多いのではないかと思し、自分も今後の人生に大いに生かしていきたい。

 最後に余談だが、「山本昌はきっと名コーチになれる」と読みながら思った。
 ラジコンをピッチングに関連して考える柔軟な発想、若手のカラオケでの行動などから性格を見抜く分析力などコーチに必要な要素を持っている。
 そして何よりもプロ野球の上も下も味わったその経験などからもきっと名コーチになれるだろう。
 「ドラゴンズの次の監督は立浪」と聞いたことがある。
 その際はぜひピッチングコーチに山本昌を組閣してほしい。
 
1年でも長く現役を! ★★★★★
今でこそ40歳を超えて、なお、現役を続け、200勝、ノーヒット・ノーランを達成した大投手であるが、ドラフト5位で入団して4年間勝ち星なし、半ば強制的に留学させられた米国で才能を開花されたことなど、学生時代から2009年現在までのエピソードが記載されている。

学生時代から2番手投手、プロに入ってからもクビを覚悟したり、引退しようと思ったことも1度や2度ではないが、周りの人に支えられ、自ら努力をコツコツと積み重ね、才能に恵まれた大投手の仲間入りをしたことを読みやすく伝えている。

2009年のシーズンは、いまだに勝ち星が無いが、同年代の残り少ない現役選手として、1年でも長く頑張って欲しいと心から思っている。