世界一幸せなレスラーへ・・・
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何といってもお勧めは生い立ちから引退までをドキュメンタリーとインタビューで構成しているDisc1。
国際プロレスへの初来日時のアウトローズからのイジメのエピソードやSBグラハムに憧れて絞りのTシャツを着ている若きフレアーの姿はみんなが知っているフレアーのイメージから想像出来ないもので楽しめる。
NWA世界王者になってそれ以後はほしいものは何でも手に入れていったかの様に思えるフレアーだけどWCW時代の知られざる苦悩やホーガン引き抜きの裏側、ホーガンとのギャラの比較なんかはファン必見って奴?
WCW時代が一番不遇だったんだろうなぁ・・確かに痩せているもんな。話聞いてると鬱状態だし。
「世界一のレスラー」、「過去最高のレスラー」等など最上級の形容詞をつけられるフレアーだけど今年3月のWMでの引退試合によって世界一幸せなレスラーになったと言ってもいいんじゃないだろうか?
過去の名レスラーは数多くいれどもあそこまで素晴らしい引退試合をしたレスラーはいないんじゃないだろうか?大体レスラーの末路って悲惨なことが多いからね。悲しいことだが・・
比較できる引退試合は?っと考えてみてもA・猪木さんの引退試合くらいしか浮かんでこない。猪木さんの引退試合と比べてみてもプロレス大会として世界一の規模であるWMって事を考えるとフレアーの方に軍配が上げる。でもって試合内容がまた素晴らしいんだ。いやホントベストバウトだよ。
翌日のRAWでの引退スピーチ、セレモニーもフル収録。フレアーがどれだけ仲間レスラーに愛されていたかが伺えるセレモニー(多少くどいが)最後はテレビではカットされたシークレットシーンも収録されているのでそこはお得な気分。
前後するがDisc2に収録されているケリーとのタイトルマッチはケリーがしょっぱ過ぎ。きつく言えばよくNWAに挑戦できたもんだと思うほど、他にケリーとの試合でもっといい試合もあると思うが何故あの試合を・・・?この試合はまだ経験不足。そして何故か商品説明にも入っていないが(TVマッチだからだろうが)ジャックブリスコ戦も入ってます。
収録できる試合には限界があるだろうが最初のWWF時代の試合の収録がほとんど無いのが不思議。VSヒットマン、VSパーフェクト、VSサベージ、そして勿論VSホーガン。
NWAやWCW時代の試合にしてもVSワフー、VSニキタ、VSスティング、VSマグナムTA、VSローデス、VSブロディー、VSデビアス etcいくらでも出てきます。
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