仕事をしながらの勉強は楽ではなかったが、なんとか一発で合格できた。通勤電車や深夜業務後のタクシーの中で本書と睨めっこを続けること約三ヶ月。ハイライターと赤ペンの書き込みで汚れに汚れた本書には感謝している。

一方、本番の試験を見て驚いた。第一問目から格闘戦を余儀なくされ、はじめの数問で更に格闘が続く。本書でカバーしきれていない部分がおよそ４割ほど占められていた。人体生理の部分は、幼少の頃図鑑で得た知識でなんとかカバー、あとは勘で当てた。他の受験者も「何あの問題？」と言っていた。

本書と、もう一冊参考書を使用することをお勧めする。本書だけでは最早対応しきれない。会社が講習会を開く場合は絶対に機会を逃してはいけない。私の勤務先で本資格に合格した管理職の方々は、全員講習を受けていた。

労災等、誰一人として得をしない事故を極力減らしたいという願いと、自分の労働市場価値を上げたいという希望から本資格や危険物取扱者、およびヒューマンファクターの勉強を続けているが、私はある外資系航空会社の契約社員である。ある正社員が「で、その資格取って何になるの」・・・

ほっとけ。貴方がたのように職を失う心配のない人達（最早正社員ですら安泰の時代は過ぎ去ったが）には、私の危機感や覚悟など微塵もわかるまい。

内容も分かりやすく、過去問と併用しているためスイスイ知識が身に付く。まさに良本！

これ1冊を約半月毎日2時間程度勉強すれば内容は殆ど網羅でき、試験の合格圏内
には間違いなく入れます。私は1冊丸まる学習後、インターネットで過去問を解いて
みましたが約8割程度は正解できていました。
しかしこの1冊では不安という方は、過去問題集も購入して間違った問題をしっかり
覚えれば合格間違いなしです。試験は最低1時間は教室に居なければいけませんが
20分程度で解き終わりますよ。

　合格するにはこの本一冊で十分であります。私の受験勉強は試験の申し込みをしてから開始しました。その期間約３週間。一回目は軽くパラパラと読んで、二回目で復習するとやり方であります。試験に必要なことしか載ってないので、余計な言葉を覚えることがないというのが、この本の長所。見やすくて読みやすい。勉強に何ヶ月もかけるのが嫌という人にはぜひお奨めの一品。それでも、まだ不安という方は、同じ著者の問題集も見るといいでしょう。もう読む必要がないと実感できるくらい理解できます。あと最新の過去問題も出題されているの注意してください。今思えば、私の実際の勉強日数は１０日くらいで、それでも勉強しすぎたくらいに思えました。

初めての受験でしたが、この参考書のおかげで何とか合格することができました。
分かりやすい内容で、このシリーズの過去問と併用して、2回くらい通読すれば、
合格ラインに届くと思います。