本書は、はっきりいって楽しい。なぜならば、厳選された重要なテーマをストレスなく読解できるからである。試験の当日見るであろう、一見難解そうな単語や文章にいち早く対応できるように筆者はプライオリティーをおいている。実際、この本に記載されているペーパーレベルを高校生（平均レベル）に読解させると難しいと感じてしまうのは容易に想像できる。なぜならば、見知らぬ単語があったり、いつもと同じ単語なのに訳がわからないからだ。本書で慣れを取得すればこのような問題は処理できるであろう。

１、ペーパーの文字を減らすトレーニング
２、専門用語に慣れるトレーニング
３、モチベーションアップ

以上３点のトレーニングにオススメする

第１章は一般的な医系英単語かと少しガッカリしましたが、第２章からは生体機能について網羅しており、体裁も生理学の論文に近く入試前には一度目を通しておくことをオススメします。本番では難解な単語の場合脚注があるかとも思いますが、念のため南山堂・医学英和大辞典やステッドマンで確認した方がベターです(大学入学後も十分使えますし)。第２章のボリュームがもう少しあってもイイかと思うので星４つにしました。

　書名からはどのような内容かわかりにくいですが、2部構成で、前半分が医学用語の単語集、後ろ半分が入試過去問からの読解英文をテーマごとにまとめたものになっています。単語集でも参考書でも問題集でもないので、使い方がちょっとイメージしづらい感じがしますが、要するに、医歯薬入試の読解問題でよく出題される、医学系のテーマの英文を読むための対策書です。
　医学系のテーマが出た場合、英語力があっても単語でつまずくと意味がまったくとれない場合があるので、こういった本での対策が必要でしょう。かなり過去問を分析したようで、過去問からとられている単語の例文や読解の英文は、なかなか秀逸だと思います。

自分でも圧倒されるぐらいの好奇心と野心を誇る現職英語教師です。医学用語がむずかしいとなれば、知識欲がメラメラと沸いてくる。
書店で平積みにされていたので、誘われるままに手に取った。西村式というのにも興味をそそられ、一度ざっと読んでみた。その後タイムを読んだら、以前は苦戦していたメディカル系が、なんだか楽に読めた。
医歯薬をめざす生徒たちに、早速紹介した。著者も言っているが、admitが「入院させる」など、医学においては、少しちがった意味になるという切り口がおもしろかったのと、「漢方」「老化」「遺伝子」など、最新の題材についての背景知識が得られるのが、魅力。百利あって一害なし。おすすめしたい本です。

Masumi Nishimura is the author of a top selling medical English instruction. Her unique teaching method and clear, exciting prose have made her book the favored teaching guide of students across Japan. Discover why this book is the first choice for serious students of medical English.

独りよがりっぽい