波乱の兆し
★★★★☆
イントロ:
ミトの登場と彼女の真実の顔。
ベルジ達のクロイツ融合者の育成機関への入学。
そこで共に切磋琢磨することになる数多の新キャラ達。
今後の進路も定まり、展開も軌道に乗ってきた3巻から引き続き、マジェンガ魔方陣を中心に展開する第4巻。
さて、比較的ベタというか典型的な形でテストだの育成だのの流れとなったゼロクロイツ。
今回も知能だの体力だの格闘だのといったありふれた形式でのテストが行われている。
この辺はまあ、ベルジやシュウガの潜在能力の高さを知らしめて すげぇぇぇ するだけのものなので、比較的どうでもいい。
それよりも今回の見所は、すっかりON/OFFのOFFの方の顔が定着したメルパトラ。
及びクロイツ候補生を襲う急展開。
後者は、ベルジらに対し対抗心をぶつけてくるご一行の登場というお約束から一転して意外性の披露→衝撃の展開という二段構え。
前者は、後者の出来事で受けた今回の衝撃もさることながら今後への不安をかきたてる心憎い要素として作用している。
どちらとも作品の雰囲気そのものを一変させるほどの真剣さをはらんでいて、何だか心落ち着かない感じ。
まさかと思いたいが、早晩メルパトラはご退場ですか?土塚先生・・・。
ああもう、5巻が待ち遠しいな。