本書は、一般的な育児本や受験本ではなく、育児、教育の本音に迫る体験本として、魂の本にしたいと思って書きました。それは、私たち、失敗ばかりのビリママが、子育てに悩む頃、優等生ママの体験談よりも、自分たちのようなできないママが育児をどう悩んだのか？どう克服したのか？そのような苦悩の日々を本音で正直に書かれた本が読みたかったからです。今、私たちは、子どもたちを育て終え、私たちのことをみなさんにお話しできる境地にたどり着き、是非それを伝えたいと思い立ったのです。二人の著者によって書かれたこの本には、それぞれの子育ての喜怒哀楽全てがあります。この中で、「教育に対する情熱だけはあるが、失敗ばかりのダメダメの親が、子どもたちの成長とともに歯を食いしばって泥臭く成長し、どのような子育てや教育をしたのか？どういう理由でどんなポリシーをもってやってきたのか？それは、結果としてどうだったのか？たくさんの失敗からどうやってリベンジしたのか？」を伝えることで、現役の親御さん方が、子育てに明るい希望を持ち困難を乗り越える何らかのお手伝いができると信じています。
今後、子育て編下巻、中学受験編、大学受験編の出版も考えています。子育て編同様に、どの編も受験情報だけでなく、たくさんの体験をもとに、魂のこもった内容にしてお届けしたいと考えています。親子共々、どんな失敗や困難を乗り越えて成長し進んでいったのか、現在苦悩されている親御さんのご参考になればと願っています。

戌井幸子　（いぬい　ゆきこ）プロフィール
　夫が、受験期に単身赴任であったが、働きながら子どものサポートを続け、娘は、桜蔭高校から一浪後東大に。息子は、開成高校から現役で東大に。現在は、双方とも社会人。

中川五百子　（なかがわ　いほこ）プロフィール　
　夫が日頃不在の家庭環境の中で、仕事を持ちながら、３人の娘を育てる。長女は、SAPIXから桜蔭中学高校、グノーブルなどから現役東大に進み、現在社会人。次女は、私立小学校から中学受験で私立中堅の中高一貫校に入学するも中退、高卒認定から三浪し東大に。三女は、中学受験を断念し、私立小学校から高校までエスカレーター。現役で旧帝大の理系に入学。現在大学院に在学。　　　　　　　　　　　

尚、私たちは、東大母親の会（https://toudaihahaoya.jimdo.com　）として、育児や教育で悩んでいらっしゃるお母さま方のお力になり、悩みをいっしょに解決し、お子様たちの将来を、夢多きものにしていきたいと考えて活動しております。

目次
　　はじめに
　　第一章　中川五百子　プロフィール
１． 育児は自己責任
　～第一子目の苦悩から～
２． 母親失格でした　
　～疾風怒濤の中でビリママは～
３． 幼少期の本は教育の苦楽を分ける
　～活字に飢える子は自らスポンジのように知識を吸う～
４． はまったときがチャンスでした
　～くもんの市販ドリルが読み書きの始まり～
５． リビングではなく勉強部屋の学習机での勉強
　～学習机はいつ購入したか？～
６． 早期の英語教育　①
　～我が子には広い世界に繋がる入り口を～　
７． 早期の英語教育　②
　～我が子には広い世界に繋がる入り口を～　
８． 子育ての信条と信念
　～譲れないものこそ頑張れる～
　　
　　第2章　戌井幸子　プロフィール
１． 私の教育原点　
　　～８４のきらきらした瞳がくれたもの～
２．子育てを楽しもう
　～限られた時間の中で～
３． よい状態で子どもと向き合う
　～幸せな親子関係を～
４．鉄は熱いうちに打て　
　～かくれ親ばかに～
５．学びは生活の中に溢れている　
　～最近の受験傾向から～
（付録）東大、開成中学高校、桜蔭中学高校、私立小学校、くもん、あるある情報
～子育て編～
おわりに