写真：295、図：22　道路網の完備したヨーロッパはレンタカーを利用した旅は効率がよく結構楽しめる。前著『サンティアゴへの巡礼道』に続くフランス側のサンジャック（サンティアゴ）の巡礼路教会を巡遊したフォト紀行です。ミディ・ピレネーの中心トゥールーズを出発点にモアサックやコンクの有名なロマネスク教会などを訪問。次いで中央山地を横断して巡礼路始点の一つル・ピュイへ。北上して、巡礼教会を数多く建てたクリュニー派の発祥の地、ブルゴーニュへ。フォントネー、ヴェズレー、ブールージュの名教会と二つのロワール河の名城をたずね、ポアティエ周辺のロマネスク教会へ。ボルドーへと南下し、ピレネーのスペイン国境のソンポルト峠からトゥルーズに帰る、14日間の周遊のコースです。ヨーロッパの教会はまさに美術の宝庫で、しかも夫々に歴史と地域に裏付けられた特徴を持っいて旅を豊かにしてくれる。1998年ユネスコ世界遺産に登録されたサンジャックの道、とくにロマネスク美術を中心に聖堂美術の写真を数多く入れて、コース地図とともに「中・南西フランス」が楽しめる旅をを紹介。