注目の若手女流ジャズ・トロンボーン奏者による2トロンボーン・クインテットのデビュー・アルバム
トロンボーンの音色は温かく、幸福感や癒しも感じさせてくれる。本作は1950～60年代に活躍した女性トロンボーン奏者メルバ・リストン作「メルバズ・ムード」をタイトル・ナンバーに冠した注目で、若手女流トロンボニスト上杉優、駒野逸美の双頭リーダー・クインテット“ ボン・ボーンズ” のデビュー・アルバム。2人の出会いは尚美学園が主催するバリー・ハリスのワークショップだそうだ。 息の合ったスイング感と互いに心地良くトロンボーンでデュエットするような歌心も満載。随所で体感できるクールでカッコいいアレンジや2人のアドリブにも惹き付けられる。注目の1枚です。(The Walker’s 加瀬正之)