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※この商品は、「スペイン」編の分冊です。「スペイン」編4冊がパックとなった合本も販売しています。詳しくは『地球の歩き方　スペイン』で検索ください。
■イべリア半島のほぼ中央に位置する、スペインの首都マドリッド。
　歴史と生活のぬくもりを感じさせる旧市街、政治・経済の中心としてダイナミックに躍動する新市街を合わせもつ、活気あふれる都市だ。そして、数多くの美術館や博物館を有する観光都市でもある。
――プエルタ・デル・ソルと王宮周辺、プラド美術館とアトーチャ駅周辺、グラン・ビアとスペイン広場周辺などを収録

■マドリッドから南に下ると、『ドン・キホーテ』の舞台となった力スティーリャ・ラ・マンチャの平原が広がる。
　目につくものといえば、赤茶けた土地とブドウ畑、そして羊の群れだけ。この見渡すかぎり荒野の続くラ・マンチャの大地を眺めていると、いつのまにか我々自身がドン・キホーテとなり、果てしのない旅を続けているような気がしてくる。
――トレド、アランフェス、ラ・マンチャの風車の村、アルマグロ、クエンカ、シグエンサなどを収録

■「ピレネーを越えるとアフリカだ」と言ったのはナポレオンだったが、そのナポレオンの言葉を裏付けるような風景が広がるのが、カスティーリャ・イ・レオンとエストレマドゥーラ地方だ。
　スペインが生んだ偉大な詩人アントニオ・マチャードは、カスティーリャの荒涼たる風景をもとにいくつものすばらしい詩を書いたが、それらは単に大自然の厳しさを歌っただけではなく、そこに生きているスペイン人の魂にまで触れているという。確かに、人ひとりいない広漠としたメセタの大地を眺めるとき、情熱や陽気といった形容詞とは無縁の、生のままのスペインを見いだすことができるのかもしれない。
――セゴビア、アビラ、バリャドリッド、ブルゴス、レオン、サラマンカ、サモーラ、グアダルーペ、トルヒーリョ　などを収録