本書は、アメリカで開発された援助付き雇用ＩＰＳを、日本の社会や企業風土にあわせて試行錯誤を重ねながら実践してきた支援者によるツール集です。 職場開拓 や面接のコツから、退職後の支援まで、精神疾患を抱えながら働こうとしている方々へのさまざまな就労支援の場面で実際に役立つ内容が満載です。 後半では、 最新版のフィデリティ尺度を収録しています。 「あなたはまだ働けない／もう働ける」ではなく、「どんな仕事なら、やる気をもって働けるのか」を本人と一緒 に考える1冊です。 【本書の内容】 第１章　ＩＰＳの概要と実践ツール集の使い方 第２章　ＩＰＳ実践ツール集 アセスメントプランニング（初期ニーズ調査・プランニングシート・職業プロフィール・ジョブサポートチェックリスト）／職場開拓（企業の動向・アポイン トの取り方、電話・訪問・企業訪問時のマナー・開拓セリフ集・企業へのメール・手紙のひな型）／面接のコツ（面接のあらまし・家族・精神保健の専門家・支 援機関などとの面接のコツ・オープン・クローズドの考え方）／経済的側面の支援／ハローワークの使い方（ハローワークの使い方・ハローワークをじょうずに 活用しよう）／履歴書・職務経歴書の書き方のコツ（応募書類はしっかりと・履歴書の書き方・職務経歴書の書き方）／継続支援（継続支援・休職の支援・復職 の支援・退職の支援・転職の支援）／役に立つサンプルシート（困難時のふり返り・再発を防ごう！・就職活動ＷＲＡＰ（元気回復行動プラン））／ほめ言葉集 ／フィデリティ尺度 第３章　Ｑ＆Ａ