ベクトル解析の扱いが素晴らしい
★★★★★
この教科書では、微分作用素の座標変換、ストークスの定理が絡む問題について
結構なページ数を割いており、途中経過をしっかりと具体的に説明している。
これらの項目は、(ベクトル積や線積分に対しては無駄に熱心な教科書では)
さらりと流して終わっているし、実際これらの項目を使う演習問題は多数あるものの
途中経過の説明では腫れものに触るかのような扱いを受けている項目である。
微分作用素の座標変換、ストークスの定理のせいで躓いたひと、泥沼に
はまった人には、お勧めである。