ある日フィンランドで、大統領が死んだ: -隣国からも愛された大統領、フィンランドの同性愛の歴史、遠い春を待つ日々-
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フィンランド在住の著者が日常生活を一人の日本人の視点から描いたエッセイシリーズ。
本書の内容
長い冬の後にやってくるはずの春。なかなか来ない春を待ちながら、日々の暮らしの中に感じたことを綴る。今年ようやく同性愛結婚が可能になったフィンランドの同性愛の歴史に思いを巡らせたり、2017年5月に逝去した、人々に愛されたマウノ・コイヴィスト大統領のことなど、写真を交え日本では目にすることのないフィンランドの姿をご紹介。
もくじ
2月13日 春を待ちわびて
2月16日 Penkkarit
2月20日 氷の上の砂利と携帯電話
2月23日 断食の甘い誘惑
2月24日 虫歯は少ないフィンランドだが・・・
4月はじめ 春の訪れを告げる「やもめの葉っぱ」
4月中旬 同性愛とフィンランド
70年代まで同性愛は犯罪だった
出会いの場の移り変わり
同性愛の象徴となってしまったTom of Finland
価値観の違いを変える努力
5月はじめ 春は来ない:天気予報士の笑う日
5月12日 (元)大統領、マウノ・コイヴィストの逝去
今のフィンランド政治の基盤を作った大統領
エストニアで喜ばれた大統領の対応
イングリア人にも感謝される大統領
5月14日 母の日
5月17日 恋愛話に花を咲かせる夜
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(15717文字)
『ある日フィンランドで』シリーズとは
日本では、男女平等、高い教育レベル、福祉社会、デザインなどの面で注目されているフィンランドだが、日々の生活はどんなものなのか?実際に住んでみるとどんな国なのか?日本での報道では目にすることのできない、本当のフィンランドの一側面を描く、2010年に始まったシリーズ。