ネットで偶然この本のページに出会い、イーネオヤというものを知りました。
この本では、基本的な技術と細かいコツ、使う糸の配色のヒントなどが本当に細かく掲載されています。
まさしく、「イーネオヤ技法書」です。
ただ、表紙＆裏表紙だけがカラーで、中はすべて白黒です。

基本的な技術（編み目の作り方、土台・葉・基本の花・花芯など）についてはたくさんの写真を使って手順ごとに解説されていますので、初めてイーネオヤに挑戦される方でも本を見ればそれなりにわかるのではないかと思います。
私自身、イーネオヤ作りで一番頼りにしている本です。

この本のよさは、説明の丁寧さにあると思います。

初心者の陥りやすい失敗や、理解しにくい部分がきちんと説明されています。
作品を作る上での【コツ】の部分が載っているので初心者でも綺麗な作品を仕上げる
事が出来ます。

他の手芸本とは違い、技術指導書といった方がよいでしょう。
ただ説明の写真が白黒な為、若干見にくい部分はあります。そのため星４つにさせて
頂きました。

20年ほど前、渋谷のオ･タン・ジャデスで買った、
糸で編まれたアンティークのスミレの花。
それが、トルコの伝統工芸イーネオヤ（縫い針の縁飾り）だと、
つい数年前に知りました。

もうそうなると編み方が知りたくてたまらず、
やっと手引き書があることを知り、早速この本を購入。

四苦八苦しながら、立体の花を自分の手から産み出せた感動は今でも忘れられません。
編み方を教えて下さって、本当にありがとう！！
それにしても一目一目、くけ針で糸を玉結びしてゆくだけなのに、
出来上がった花はプラスティックででも作ったかと思うほど、
硬くしっかりとしています。

本書は梨の花・スミレ･落花生の花・カモミール・フクシア・スイカ・ア
ダリア･唐辛子・水仙・ジムジメ・ヒヤシンス・など
現地トルコに伝わる基本的な花の編み方20種類掲載。