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確率論的思考 金融市場のプロが教える 最後に勝つための哲学

価格: ¥1,680
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 日本実業出版社
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:田淵直也/著 出版社名:日本実業出版社 発行年月:2009年09月 関連キーワード:カクリツロンテキ シコウ キンユウ シジヨウ ノ プロ ガ オシエル サイゴ ニ カツ タメ ノ テツガク かくりつろんてき しこう きんゆう しじよう の ぷろ が おしえる さいご に かつ ため の てつがく、 ニホン ジツギヨウ シユツパンシヤ ニホンジツギヨウシユツパンシヤ 5915 にほん じつぎよう しゆつぱんしや にほんじつぎようしゆつぱんしや 5915、 ニホン ジツギヨウ シユツパンシヤ ニホンジツギヨウシユツパンシヤ 5915 にほん じつぎよう しゆつぱんしや にほんじつぎようしゆつぱんしや 5915 人は偶然を必然と思い込み、しばしば致命的な失敗を犯す。それを避けるためには、物事の本質を確率として捉え、何事も絶対とは見なさない考え方が必要となる。それが「確率論的思考」である。 第1章 世界を支配する不確実性(
トレーダーとしての心のあり方を理解するのにお勧め!! ★★★★★
自分はトレーダーとして、この本を読み、成功したトレーダーとして必要な
心のあり方を考える上で大変参考になった。

本書は現在の社会に根付いている考えである、結果論(結果が全てである)や
因果論(AだからB)というものでは複雑な事象には対応できないという
ことを強調している。複雑な事象とは何か?ということだが、ビジネスや
株式市場、国家運営といったものがこれにあたる。

社会では「結果論」と「因果論」という考え方が大部分を占めており、
そのなかで何十年も過ごしており、潜在意識の髄まで無意識にこの考えが
根付いてしまっている。

しかし、トレードにおいてはこの二つの概念が一切通じないし、弊害にすら
なりうる。

例えば、「このチャートパターンなら70%の確率で上がる」というもの
についても心の中では無意識のうち、因果論的考えが作用し、
「このチャートパターンなら上がる(AならB)」というように考えて
しまっている。これは無意識のレベルでだ。
つまり30%の確率で下がるということは消し去られてしまっている
のである。

結果論も同じである。「結果(利益)を出したものが一番えらい」という社会での
常識はトレードにおいては通じない。「損失=結果(利益)を出せなかった」と
無意識のうちに考え、それがトレードを苦痛に満ちたゲームへと誘う。

トレードの世界では秘密の聖杯というものは絶対にありえないことを理解し、
自分の心の中にその答えがあるということに気付いているトレーダーに
は参考になるところが多いだろう。
この本とマークダグラスの「ゾーン」を一緒に読めば、よりトレーダーの
心のあり方について理解が深まることを保証する。
意味の無い自己啓発本 ★☆☆☆☆
歴史の専門家でもないのに、趣味の歴史について自己意見を押し付けられる。
不愉快だ。

この本の言いたいことはプロローグで完了している。
つまり、「絶対なことはないで、常に万が一の場合を考えておこう」ということだ。

ページを増やすために趣味の歴史を引っ張り出してきて云々と語られても迷惑だ。

そして、参考文献の抜粋で本にすることで短時間でページ確保をしている。

出版業界が不況で時間と手間をかけられないのでいろいろな本から抜粋して一冊にまとめました
みたいな本で内容も浅く、買って損をする。

ひどいものだね。
難しいことは抜きにして ★★★★☆
投機(投資ではない)を行うときに必ず必要な感覚がわかる本。
全ての業種に言えるんだけど、確実なことなんて何一つない。
過去の名将を引き合いに出して話が進むんだが、これが興味深かった。
投機をする方なら読んだほうがいい一冊。
投資において成功するために必要な意識改革が、見事に語られている。投資家必読! ★★★★★
まず、予測というものがいかに当たらないかについて説明される。
どんなに強いサッカーチームも、トーナメントで優勝するのは、
確率的に低いのだ。

次に過去の成功者も、実はまぐれによるところが大きいことが示される。
このあたりは、まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか
などで語られていることと重なるが、信長や三国志の話など独自の解釈を交えて、
英雄も実は逃げてばかりいたり、たまたま運が良かっただけであることを示す。

そして、市場において、なぜ人が確率を見誤る原因を分析する。
例)ヒューリスティック:わずかな情報から誤ったパターンを見いだしてしまう
  組織のバイアス  :反対意見を圧殺してしまう
  自己正当化バイアス:無意識のうちに見積もっていた確率を都合の良いように修正してしまう など。

以上の分析をふまえて、不確実な市場において成功するために必要なことが示される。

1. 多様性を確保すること
   異論を認め、多様性の価値を引き出すことがいかに難しいか、認識すべきである。
2. 失敗の許容と活用
   許されるべき失敗と許されざる失敗も等しく悪と決め付けられてしまうが、
   そうすると、失敗を防ぐために、挑戦をしなくなってしまって、変わらないでいる
   ことそのものが目的になってしまう。
3. 長期的視点
   長期的視点を持つことで、ステークホルダー間の利害対立を解消することができる。

小さな失敗を積み重ね、確率論的な視点を身につけることによって、破滅を回避することができるのだ。
知的に謙虚な姿勢で ★★★★☆
著者は長銀を振り出しに長年マーケットと向き合ってきた、デリバティブのプロ。金融市場という、不確実性に振り回されることの多い場所で過ごしてきたからこそ、こんな謙虚な発想が出てくるのだろう。筆者の姿勢は哲学的ですらある、と感心。

ビジネスの現場では一つ一つ判断を求められるから、因果関係をこじつけたり、結果で判断する方がわかりやすく、上司の受けも良い。「世の中不確実ですから・・・何が起こるかわかりません」なんて、上層部には口が裂けても言えない、という会社も多いだろう。

ただ因果関係が間違っていたり、環境が変わったのにそのまま間違った判断を繰り返す会社も、長期的に見れば多いのではないか。間違いや失敗に対して、「正しい判断をすること」でなく「不確実性を認めて柔軟であること」を求めるのが、本書の立場である。

本書の話題は古代ローマから量子力学に渡り、お話としても面白い。筆者としては、失敗の許容、多様性、長期的視点という主張に合う話を選んだのだろうし、3点セットですべてを解決できる訳でもないだろう。ただ、ロジカルに考えつつも謙虚にも考えるという姿勢は、共通して必要なものではないか。