たいへん参考になりました
★★★★★
様々な誤解を生んでいる成果型賃金制度の本質は、
『社員一人ひとりの能力を伸ばし、その仕事の結果と努力に対して、
公正に報いる制度』なのだそうだ…成程。
【大雑把に手順を示すと】
1.年功型のいいとこを残し、
グレード給+成果給・役割給の2本立ての方針を取る
2.役職と能力・職務を対応させる
3.昇格の条件を決める
滞留年数の検討など
4.実質的に支払っている給与や手当を確認、仕分ける
5.諸手当をまとめて基本給に一本化
6.グレード給表をつくる
7.成果給表をつくる
8.役割給表をつくる、管理職をランク付けする
9.まずは自動格付をおこなう
10.本格付で基本給を確定させる
【あとは、細部を調整していく…】
1.管理職にならない(なれない)社員に
定年まで、いくらまで支給できるか…
2.給与テーブルに当てはめにくい社員
3.評価の手段
4.グレード基準書作成
5.賞与、退職金の配分方法
など…
現実に知識の習得が必要となった為、購入したが、
分かりやすく、たいへん役立つ重宝な一冊だった。
最後に、他の書籍の紹介で恐縮ですが、
『バカな人事』→『成果主義人事制度をつくる』
そして、この本を読む!というような
3点セットで取り組むと、考えがまとまってくると思います。
※褒めまくりも一点、残念箇所あり…
116〜119ページ格付表で、
3列目4列目の項目が性別→性別とダブってしまっています
3列目は性別、4列目は、”勤続年数”の間違いですね