ひかれあう力のなせるワザ
★★★★★
天高く馬肥ゆる秋、第9巻。
まず表紙の藍華が素敵すぎます。
ショートカットになってからずいぶんと垢ぬけた印象の藍華ですが、作品中誰よりも乙女なのは彼女なんですよね。大好きです。
この巻でも「お月見」において、アル君との仲がかなり進展を見せます。
ドギマギする藍華の表情が細かく描かれていて、とても好感が持てました。アル君が時折見せる大人っぽい顔もまた、心根の真面目さを表しているようで、素晴らしい。
「アクアマリン」では、グランマの若かりし日の御姿が拝めます。最初は、これ誰だろう?と思ってしまいましたが……20年の時を経ても、彼女の優しい微笑みは変わりありませんね。
変わっていく日々の中でも、変わらないものは確かにある。そういったことを教えてくれるのが、この作品の魅力のひとつですね。
青い瞳にうつる素敵な世界
★★★★★
9巻で1番のお気に入りは、若き日のグランマが主人公のSpecial Navigation。
姫屋のエースとして活躍していた秋乃さんがある日偶然出会った1匹の猫。なぜか猫のことが気になる秋乃さんは、猫と一緒に過ごしたゆっくりした時間の中に、大切な何かを見つける。
姫屋を去った秋乃さんは、猫…アリア社長と一緒にアリア・カンパニーで新しい生活をスタートさせる。アリア社長と一緒に、大切な「何か」を待つために……。
秋乃さんが言う「猫さんのペース」。忙しさにかまけて忘れがちだけど、何気ない日常の中にこそ、素敵な瞬間がある……そんなことを考えさせられる話でした。
アリア社長の瞳に映っていた素敵な世界、秋乃さんにもきっと見ることができましたよね!
秋乃さん
★★★★★
AQUA&ARIA全巻もってます。それほどハマッてしまいました。
この巻で一番気になったのは、Special Navigationの「アクアマリン」。
姫屋のプリマ秋乃さんが何かを待ち続けている子猫ちゃんと出会って...
すべてがここから始まったんですね。
前略、私は癒されました☆
★★★★★
相変わらず、毎回発売日が待ち遠しくて仕方ないです。
月刊誌だから遅いのはわかるんですが・・・。しくしく。
このあまりにも素敵な世界は言葉では表現出来ません。
読んだその時の気持ちが全てだと思います。
素晴らしく綺麗な世界、魅力でいっぱいのキャラクター達、
現代では忘れがちになっている大事な事を再認識させてくれる物語、
とっても多くの『素敵』と『暖かい気持ち』を受け取って下さい。
私はアニメも見ましたが、アニメは原作の良さを生かしきれていません。
がっかりさえしました。原作のこの漫画を知る者ならばわかるはずです。
作者の天野こずえの伝えたいこと、それが漫画という原作には沢山詰まっています。
9巻だけではなく、ARIAはこの巻がいい、とかそういうものはありません。
全ていいんです。どれもが心安らかに穏やかにさせてくれるものでした。
買って絶対後悔しません。絶対に絶対です!
かなり現実的
★★★★★
今回目立つのは藍華とアル。
内容に入りますが、枯れ井戸に落ちた藍華を引っ張りあげようとしたアルもいっしょに落ちてしまいます。ここまではベタですが、ここからが違うARIA! アルとの距離に戸惑う藍華。しかしアルは知ってか知らずか話し続けています。藍華は背中が触れただけでも緊張していると言うのに…。ふと振り向くとお互いの顔が目の前に……ここから先は読んでからのお楽しみと言う事で(笑) ARIAらしいな〜。と、感じるはずですよ。ラブストーリー嫌いな私でさえ夢中で読みましたから。女性はかなり感情移入できそうです。
今回も間違いなく星五つです!