英和辞典の基本もしっかりしている。
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この英和辞典のほかにも、旺文社『ニューサンライズ』、
三省堂『ウィズダム』など好きなものがあるのですが、
こうした中辞典レベルで、大学入試までの語彙をきちんと
カバーし、例文なども挙げてくれている英和辞典としては、
これがベストのように思います。
他の方々が述べられているように、英語圏の文化や、
語のニュアンスという点についても説明が詳しい、という
特長を持った辞典でもありますが、まず何よりも、
数多くの単語や熟語についての記述が詳細である点で、
お薦めできる辞書といえます。
英会話の勉強用に購入して
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今年の1月から英会話教室に通うことにした為、勉強のお供に購入しました。
学生時代にはずっとジーニアスを使っていたので、最初はやはりジーニアスかな、
と思っていたのですが、勉強内容がグラマーではなく英会話である為、
グラマーの勉強だけでは習得できない微妙なニュアンスを
解説してある辞書を探していたところ、このコズミカに辿りつきました。
具体例は割愛しますが、「こういう言い方もできるが、初心者は多用するべきではない」
といったような、場合によっては編集者の主観とも取れそうな解説も興味深く、
総合的に「面白く、為になる」辞書であると感じました。
今まで辞書を引いても、単語やイディオムの意味と簡単な例文だけ確認し、
解説を全部読んだ試しが無い、と言う方は、この辞書を読むと
その価値観が多少変わるかも知れません。
あと個人的にですが、実際に使える例文やニュアンスの解説が多数載せられていることから、
英会話の勉強用としても評価できる辞書だと思います。
英英辞典と併用したい英和辞典
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英語を本気で勉強したいと思っている社会人に現時点で一番お勧めできる学習英和辞典です。
現在、ジーニアス英和辞典、ライトハウス英和辞典<第5版>、および電子辞書のSEIKO IC DICTIONARY 電子辞書 SR-G10000 (英語上級/音声対応/高精細VGA液晶搭載)とあわせて英語学習に使っています。
見やすいレイアウトとするために各ページの周囲に十分な余白を設け、行の間隔も広めにとっているためにほぼ同じ大きさのジーニアス英和辞典よりも収録語彙数は少なめです。また、各語彙の語法解説もジーニアスほど詳しくありません。
しかし、ジーニアスの語法解説は英語を専門としない人にとっては必ずしも解りやすいものではありません。また、ジーニアスは訳語の数は多いものの、どれを使ったらよいか解りにくいことがあります。「ジーニアスはわかりにくい」と感じている人は、アンカーコズミカを使ってみることをお勧めします。
アンカーコズミカは「適切な量の、わかりやすい語法解説」を特徴とします。英文を書くとき、「この場合はどの前置詞と組み合わせるのだろう?」と迷ったときにこの辞書を引いて見ると答えが載っていることが多いです。また、英文を読んでいて「知っているはずの単語の訳語」とはニュアンスが違うと感じるとき、よくこの辞書に助けられます。また、キリスト教を中心とする英語圏の文化と日本文化の違いが触れられており、ネイティブスピーカーが単語に持つイメージを英英辞典とは違う意味で教えてくれます。
他の方のレビューにもありますが、アンカーコズミカと、その母体となったスーパーアンカー英和辞典は編集主幹の山岸先生が文字通り「心血をそそいで大切に作り上げた」ことが紙面から感じられるすばらしい英和辞典です。レイアウト、訳語、例文、解説など、使い込むほどに「英語学習者のことを考えて編集されている」ことが感じられると思います。
スーパー・アンカー英和辞典 第4版との最大の違いとして「語源」欄が充実していることがあげられます。本書の語源欄は新英和大辞典 第六版 ― 並装やOxford Dictionary of Englishのような学術的なものではなく、「英語学習者にとって単語を覚えたり、単語の持つ本来の意味を理解するために役に立つ情報」を乗せています。
他の英和辞典では得ることが難しい「単語のもつニュアンス」を理解する助けとなる英和辞典として、英英辞典の代替として、あるいは英英辞典と併用する辞書としてお勧めします。中学校で習う「よく知っているはずの単語」をこの辞書を引きなおすと新しい発見があることでしょう。
高校生、「あるいはこの辞書では詳しすぎる」と感じる方にはスーパー・アンカー英和辞典 第4版をお勧めします。同じ単語でもスーパーアンカーの方が訳語、例文が少ないので訳語の選択に困ることが少なくなるはずです。「紙の辞書を苦労して」引いたからには引いた語彙の解説、例文すべてに目を通すべきで、高校生あるいは初学者であれば「辞書の情報量が多いことが必ずしも良いとは限らない」からです。
アンカーコズミカは、英英辞書には載っていない、「日本人が英語を理解するための情報」が得られる、すばらしい学習辞書です。
まるごと読書する価値のある辞書
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仕事で英語を使っている者(40歳)で、中学以来使っていた中辞典を買い替えるために英和辞典を大きな図書館で読み比べて何冊か購入したのですが、手元に置いていると、本当によくできた辞書だと感じました。英字新聞や英米の高度な雑誌に出てくる面白い表現も、この大きさの辞典にも関わらず、ちゃんと例文として載っています。その他、編者の熱意(執念?)を感じさせる本です。外国語にきわめて堪能な方が、究極の勉強法は辞書を丸ごと読んで覚えることだとされることもありますが、まさに丸ごと読むに値する辞書だと思い、いつも持ち歩いて読んでいます。
なお、編者の個人サイトを読みましたが、面白かったです。
類語解説傑作選
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ここ最近は、『ウィズダム』、『オーレックス』とこの『アンカーコズミカ』を併用している。それぞれに特徴があり、優劣を付けようという気はまったく起こらない。どれも、たとえば高校生に推薦するのに値する優れた辞書であると考えている。
私にとっての『アンカーコズミカ』を「読む」楽しみは、類語や類似表現の明解な説明によるところが大きい。気に入っているものをいくつか挙げる。
・considerateは「相手の要求や気持を察し、その人の気持ちを害さないように気づかう」という意味であり、thoughtfulは「相手に幸福(感)をもたらそうとこまごまと気づかう」という意味である。電車などで音楽を楽しむ場合、イヤホンから金属音などが外に漏れないように周囲に気を配るのはconsiderateなことである。さらに、高齢者のためにドアを開けたりすることもconsiderateなことである。いっぽう、身内・友人などの親しい人の誕生日などを記憶しておき、カードやプレゼントを贈ることは、相手に“幸福感”をもたらすからthoughtfulなことである。
・laughは「声を出して笑う」の意味の一般語。smileは声を出さないで「にっこり笑う」の意。grinは「歯を見せてにっこり笑う」こと。giggleは「くすくす笑う」で、特に若い女性などの笑い方をいう。chuckleは「くっくっと笑う」に近く、通例男がひとりで悦には入って笑う場合に用いる。sneerは人を軽べつして「せせら笑う」こと。guffawは「ガハハ」と「ばか笑いする」ことをいう。
・smellは「におい」の意の一般語だが、形容詞がつかないと「悪臭」の意になることが多い。odorは病院やパン焼き工場のような「特徴的なにおい」をさす。fragranceとscentはどちらも「ほのかにただよう良い香り」をさすが、後者は獲物の「臭跡」の意にも用いられる。また、コーヒーやワインなどの強いが心地よい香りはaromaという。
これらの言葉を、これほどまでに表現豊かに説明している例を私は知らない。なかでも、「ガハハ」や「パン焼き工場」などは、それらが使われる状況をあっという間に想起できるという点で絶妙である。
価格が安く手に入り、大変満足
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とてもきれいで、内容が充実している英和辞典です。上級単語も載っているものを探してました。
価格が安く手に入り、大変満足です。これからの英語勉強に役立てたいです。
見やすく使いやすいです。
★★★★☆
見やすく使いやすいです。