インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

健康・老化・寿命―人といのちの文化誌 (中公新書)

価格: ¥924
カテゴリ: 新書
ブランド: 中央公論新社
Amazon.co.jpで確認
「中年予備軍」にもお薦め ★★★★☆
 中高年の関心事がそのままタイトルになっている。
 老化と寿命に関する記述は全体の六分の一程度であり、健康(さまざまな病気)に関する著述が残り大半を占めている。日本人の3大疾患についてはその歴史を辿りながらコンパクトにまとめられており、本書を読むことにより一通りのことは理解できる。最近話題の生活習慣病についても読者にとって`耳が痛い'指摘が多くなされている。
 執筆にあたり著者はあらためて数多くの専門医の教えを請うたそうである。病と対峙する日進月歩の医療。その中でうまれるドラマもある。
エッセイ風の医学解説書 ★★★★★
時折、自身の体験や短歌を交えながら、医学の歴史や現在の状況を素人にも分かりやすく伝えてくれるエッセイ風の医学解説書です。医療関係者が一般の人に疾患を説明する時にも役立つ比喩やデータがふんだんにあります。
特に印象に残ったのは、一塩基多型(SNP)などを説明するため、コドンをマイク真木の「バラが咲いた」の歌詞を用いていた点です(P.200)。これならATGCを出す必要もなく、 DNAの暗号の仕組みを説明できるでしょう。
残念なのは1〜2章がやや理屈っぽいこと。そう感じたら、第3章の「肥満」から読み始めてみることをお勧めします。
興味深いエピソードも盛りだくさん ★★★★★
 ヒトの寿命について、肥満、糖尿病、循環器疾患、ガン、感染症、生活習慣病を各章に据え、それぞれの観点から豊富なデータと興味深い歴史的なエピソードを織り交ぜながら飽きさせずに読ませる。健康啓蒙書、というよりはヒトの健康にまつわる科学史エピソードとして楽しく読んだ。いまはやりのメタボリック症候群についても触れられている。著者は現役の岐阜大学長でありガンの専門家。なかなかの名文である。