イスタンブールに行く予定がたち、片っ端からガイドブックの類を読んでいて出会った一冊。読んでみたら、あら　びっくり。もうすでに　イスタンブールの空気をたっぷり吸ってしまったようないい気分。なにより、猫好きな私は、幸せな気持ちになりました。イスタンブールの路地裏を歩く旅人気分満喫。いや、でも航空券のキャンセルにはチャージが、、、この本片手にやっぱり行きます。　

トルコ自由旅行を決めてから、役に立つ読み物を探していました。これはまさにうってつけ。イラストもわかりやすく、歩くことを楽しむガイドブックです。サイズもコンパクトで、バッグに入れても邪魔にならないし、役立ち度は間違いなく高いです。ちなみに私の本は付箋だらけになりました。

どこを回って、どこを通ってどこを目指して、どこに出たらよいの？イスタンブールは時間的にも、地理的にも迷宮です。いったい、どう例えれば良いのか？とにかく歩いてみなさい。とこの本は言ってますね。魅力的、とにかく歩いてみたい。

イスタンブールは評者がとても好む街のひとつだが、日本のガイドブックでその魅力を十分に伝えたガイドブックは少ない。本書は、成長するトルコ経済を反映して日に日に変わる街の最新情報を伝えるだけでなく、街の魅力、楽しさ、特に路地裏の魅力を写真とイラストで伝えていて、感心した。

古い教会、モスクの写真だけでは、イスタンブールを語ったことにはならないのであって、ボスポラス海峡沿いの宮殿、町並み、郊外の風景、街の屋根越しの海の眺め、カフェ、高級店など、奥の深いイスタンブールの魅力を教えてくれる。

たかがガイド本と馬鹿にできない出来。出色。