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GOOFYって何かかっこいい。この一冊をつくるに至った理由はとってもシンプルだ。
グーフィーとは、右足を前にしてボードに乗るスタンスの名称。その逆、左足が前ならレギュラーと呼ばれる。その比率は世の右利き・左利きのそれに近いとも言われ、明確な少数派であることが言える。
「GOOFY」を直訳すると「間抜けな」「ドジな」となるが、ネイティブスピーカーによれば、日本語のその感覚よりもっと可愛らしい「おっちょこちょい」あたりがしっくり来るのだと言う。そこから派生して「おかしな人だな」とか「ちょっと変わってるね」といったニュアンスも含むそうだ。

ではグーフィーフッターの人は、本当におかしな人が多いのだろうか?
確かに世界的に伝説を残すようなスノーボーダーにはグーフィーが多く、現在にいたっても創造力豊かなライディングスタイルを持つ者が多い。そしてどこか独特の個性を放っている。

今号は、その不確かなナゾに迫るため、スタイル、思考、こだわり、生き様など、多様な観点から多くのグーフィーフッターを掘り下げた一冊だ。