とくにこの本を発売した当時周辺はテレビ出演時でもスッピンに近い感じ
(おそらく、すっぴんではないがアイラインは確実にひいてない!はず)
で、文章にも、その飾らないあっけらかんとした、潔さと
なんとも言えないユッタリ感が溢れています。
デビュー時はファッションリーダーとして、支持されていましたが
every little thingの音楽もアコースティック路線へと進化すると共に
彼女自身も、ひととしてとがった部分が研ぎ澄まされて
逆に、まあるくなっていっているのがつたわりました。
着飾るコトでしか自分を見せられない人もいますが
彼女は逆に余計なものを取り払って、より【素】を見せるコトで
人々を魅了できるなんて、非常に稀であり素晴らしい女性である。
写真も地元・亀戸で撮影されたもので
ホームな雰囲気がこの本ともリンクしていて、
エッセイ=著者自身の人となりを表すもの
としての有りようが、とっても美しいなと思いました。
彼女がグリーンピースに対して感じたような親しみや、好感を
僕はこの本に感じました。