多くの航空気象の本が気象研究者によって書かれています。本書は長年の経験を積んだエアラインパイロットによって、パイロット特にエアラインのパイロットにとって、何が重要なのか、どのように気象状況を判断し、どう対処すればいいのかというフライトに役立つ実践的な知識に重点を置いて書かれております。 若いパイロットの方でも数十年のベテランの航空気象の知識が身に付きます。パイロットのみならず、ディスパッチャー、航空気象に携わるすべての方にお勧めです。 今回の第3版は最新の情報を満載して大幅改定、かつ100ページを超える大幅増ページとなりました。 フルカラーで図面、写真の多くが改訂、増補されました。 地球温暖化その他の理由で世界中の気候が大きく変動しており、航空機の運航にも新たな対処が必要になっております。 そのため、新しい観測機器の開発、設置も進められています。 本書を、日々の安全運航にお役立てください。 1章:フライト前の気象データの見方 2章:フライト前の対処 3章:フライト中の対処 4章:気象に起因する事故に遭わない方法 5章:飛行に影響を与える気象状態 6章:実例研究 7章:空港別、地方別の気象 8章:気象状態の可視化