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誰も知らないサプリメントの真実 (朝日新書)

価格: ¥777
カテゴリ: 新書
ブランド: 朝日新聞出版
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メタアナリシスによる健康補助食品の評価 ★★★★★
さまざまなサプリメント(健康補助食品)について、科学的に実証されたデータから効果や副作用について解説した本。

効果の研究に関しては信頼性の高いものから、ほとんどないものまでいろいろな方法がある。「異なった結果が出ているいくつもの研究について、それらの結果がどの程度統計的に有意か、症例の人数は十分かといった点を比較考量し、各々の結果の傾向をまとめて、ある結論を導き出す」メタアナリシスという分析方法で、各種のサプリメントを評価している。

結論から言うと、ほとんどのサプリは、特定の作用がある代わりに別のリスクを高めるので、死亡率を下げる効果が確認できない。そのなかで、ビタミンDだけは確実に寿命を延ばすことがわかっている。しかし、ビタミンDが体の中で活性化されるためには日光に当たらなければならない。さて、日に当たって長生きするか、少しぐらい早死にしても肌の白さをたもつか、究極の選択があなたを待っている。
読みやすく最新の知識を提供してくれる。実用性ありです ★★★★☆
コエンザイム、ポリフェノール、カテキン、健康が気になりはじめたら自動的にサプリメントに関心がいきます。

で、ドラッグストアに行くと、巧みな宣伝文句で次から次へと新しい効き目がありそうな新製品が発売されていってることがわかります。

売る側が提供してくれる「科学的知識」はプロが作っているだけに、どんどんとびこんできます。そうしたとき、客観的な立場で、人に対してどれだけの有効性が証明されているかを解説したのがこの本です。

ご一読を勧めますが、この本を読むと今大人気の健康食品のほとんどが人に効くと証明されたものでないことがわかります。かつては有効だと言われたものでも、今や効き目がないと判断されたものがけっこうあることもわかります。
 
真面目に、中立的に、サプリメントについて検証 ★★★★☆
この本に書かれているサプリメント類に、今まで一度も興味を持ったことがない、あるいは服用したことが全くないという人は、今や珍しいのではないだろうか。

いたって真面目に、かつ慎重に、世の中にあふれるサプリメントの効果について医学的な立場から淡々と様々な検証結果を確認しながら説明している本だ。広告のように心をとらえるわかりやすいキャッチコピーのような表現は無いし、本を売るためにサプリメント業者やマスコミを声高に糾弾しているような内容の本でもない。

前半ではサプリメントについての全般的な説明が行われている。サプリメントの定義や、効果検証がどのように行われて学会でどのように扱われるのか、中立性はどのように保たれているのかあるいはそうでないのか、というような内容である。

後半では、個別のサプリメントの説明と効果及び副作用に関しての検証。ビタミンやカルシウムもあるが、DHA、コエンザイムQ10、メラトニン、タウリン、さらにはアロエ、ニンニク、朝鮮人参まで取り上げている。一部のサプリメントに関しては、近年広まった科学的に誤った世間の認識を正す記述も入れている。

これを読み終えて、何がどう効くのか/効かないのかを判断するのは、実はかなり難しいことなのだということがよくわかった。個人差もあるし、プラシボー効果もある。また、効果がある可能性のあるものでも、その効果は喧伝されるほど大きくない場合もあるようだ。

著者は、副作用がないものであれば各自で判断して良いと思えば服用すればよいという中立的な立場に徹しているが、目につきやすい商業主義に染まった情報だけでわれわれが的確な判断を下すことは難しい。よって、サプリメントの服用を考えている方にとっては、本書のような本を読んでみることは一定の意味があると思う。

特に女性に人気の、ロイヤルゼリーやコラーゲンも取り上げてあればよかった。