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流星さがし

価格: ¥1,575
カテゴリ: 単行本
ブランド: 光文社
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カルチャーショックとプロ意識の目覚めと。 ★★★★★
紆余曲折を経て弁護士として新たな一歩を踏み出した歌義。
京都でずっと育ってきた彼が修行のために上京、大手の弁護士事務所で戸惑いながらも
自分はどんな弁護士になるのかさまざまな依頼者とのやりとりを通して成長していく…
青春ものであり、ミステリー要素もあり。

柴田よしきのファンなら「〜さがし」というタイトルでぴんときたかもしれない。
そう、中学時代の同級生4人が大人になる前にもがいている姿を描いた連作ミステリー
「桜さがし」の続編的な位置づけでもあるのです、この小説。

「桜さがし」の4人組の中のひとりが、このお話の主人公・歌義です。
夢を追ってアメリカに留学中の恋人とは遠距離恋愛中、自分自身もすみなれた京都を離れ
言葉も食べ物も何もかも違う東京に飛び込んで仕事をすることとなります。
関西弁で依頼者に接見して誤解されたり(関西弁→コミカル、という一部関東人の
思い込みなどによって)、と、法律以外のところでも四苦八苦する姿がけなげだったり。


有名な事件も多く扱う大手事務所にいながらにして、新人ということで
離婚とか酔っ払いの傷害罪疑惑とか、割と小さな事件に接する歌義が、
そこから人間とはいろいろな面があるんだな、と理解していく姿がまっすぐで
若者!って感じですがすがしいです。今後、ほかの歌義の仲間たち(桜さがしの
キャラクター)が主役となって続編があるのか、弁護士・歌義の大活躍が
描かれるのか、どちらにしろまだまだ続いてほしいシリーズです。
とはいっても、これだけ単独で読んでも、弁護士の成長ものとして十分に
楽しめますので、いきなり読んでも大丈夫!