windows 環境で使う人に注意。
この本では,ランダムアクセスファイルの処理で,ファイルをテキストモードで扱っています。
これは windows ではまずいです。
unix 系では テキストモードもバイナリモードも同じです。しかし,windows では扱いが違うのです。
だから,ランダムアクセスファイルを使うときは,wb, rb+ などのオプションで読まないといけません。
おそらく,著者がUNIX系をもっぱら使う人なのではないか……と思います。
それでも,「個人的に」は僕はこの本が好きです。
他にも数箇所に誤訳,あるいは本書での誤植( %s オプションなのに,&ss のようにしていたり)もありますが,「プログラム」を学ぶのに有益なことがたくさんあるかと。
たとえば,ややこしいことをするプログラムは普通の言葉である程度下書きし,それからコードを書くというようなものです。これは今でも時々使ってます。
欠点は解答がないことなどでしょう。
工学系の大学などに通っているなら,図書館にあるかもしれません。それなら,そこで見てみるといいでしょう。
もし,自分にあっているなら「Cの本」として一冊持っていていいかと僕はいいとおもいます。