【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:爆笑問題 出版社名:祥伝社 シリーズ名:祥伝社黄金文庫 Gは6-2 発行年月:2009年12月 関連キーワード:バクシヨウ モンダイ ガ ヨム リヨウマ カラ ノ テガミ シヨウデンシヤ オウゴン ブンコ ハ-6-2 ばくしよう もんだい が よむ りようま から の てがみ しようでんしや おうごん ぶんこ は-6-2、 シヨウデンシヤ シヨウデンシヤ 3440 しようでんしや しようでんしや 3440、 シヨウデンシヤ シヨウデンシヤ 3440 しようでんしや しようでんしや 3440 『爆笑問題の日本史原論』でも知られる、お笑い界の知性派・爆笑問題が大河ドラマで話題の「龍馬」を斬る!龍馬が書いた9つの手紙を爆笑解説。
龍馬と爆笑問題
★★★☆☆
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本書は爆笑問題のふたりが、
坂本龍馬が姉の乙女や師匠の勝海舟、妻おりょう、その他友人や知人に当てて書いた手紙を読み、それら宛先になった人々と龍馬について気ままに語る本。
爆問太田は坂本龍馬が大好きで、憧れている。そのため、本書では幕末における龍馬の生き様と、現代における自分の仕事や生き方を重ねて、しばしば脱線しまくる(笑)
龍馬が勝との出会いを通して多くの知見を得たり、チャンスが与えられたことと関連して(?)、太田たちが立川談志から漫才を褒められ、「お前ら、面白いな、天下取っちゃえ」と言われたのが嬉しく、自信となったエピソードが語られたり。
コラムの「幕末誤用辞典」は、小学生が読んだらもしかしたらテストで困るかも!半分は出鱈目です☆
「島津久光」の項なんて・・「久光製薬と島津製作所のM&Aによる新会社。(中略)田中耕一さん開発による「生体高分子の同定および構造解析のための手法で開発されたサロンパス」が主力商品」という調子で・・何のこっちゃ。
ちなみに巻末には、「龍馬・太田・田中「何歳で何してた?」年表」がついてます。
太田は、『龍馬がゆく』を書いた司馬遼太郎のことも敬愛しているが、司馬が小学6年生の教科書用に寄稿した「21世紀に生きる君たちへ」という文章の中で、「書き終わって、君たちの未来が、真夏の太陽のようにかがやいているように感じた」と結んでいることを紹介している。
龍馬に思いを馳せることで、
一介の浪人である彼が日本を変えたように、誰にでも可能性があり、輝ける未来があるという明るい期待がやってくる。
龍馬の手紙は興味深い。9通と厳選されているが、ほのぼのと味わう分には十分。
★★★★☆
龍馬の直筆の手紙が100通以上も残っているといわれる。すべてにあたるには、龍馬の手紙―坂本龍馬全書簡集・関係文書・詠草 (講談社学術文庫)まで手を広げることで実現できる。こちらの本は、龍馬の手紙の写真と併記して文章が印刷されているので、龍馬の書いた文字を解読する楽しみも加わる。
爆笑問題自体もいわゆる食えない時期があって、有名になるまで4年間下積みの生活を送っている。その時に太田さんが竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫)に出会って発奮したというのもよい話だ。20代に竜馬がゆくを読めたのは幸せなことだ。生き方そのものに強い影響を及ぼしたことだろう。
参考になた個所は以下の通り、
→「世の中を変えることだけじゃないし、失敗したらそこまでだから、ま、いっか」ぐらいに思ってたから、楽になれたんじゃないかな。
→庶民レベルだと、月末に1日だけ休日があって、ま、晦日が休みっていう感覚かな。あとは盆暮れ正月ぐらいしか休みはなかったんだって。
→太田、収入がまったくなかった時期が1年ぐらいはあった
→龍馬は、生まれながらに持っていたもので幕末を駆け抜けた。それは100%ピュアで、純粋で、欲のない生き方だった。
→安政の大獄で処刑された吉田松陰
吉田松陰の松下村塾
実質1年ほどの期間だが、塾生の身分は問わず、長所を伸ばす独特な教育法で多数の人材を輩出した。高杉晋作、伊藤博文、山県有朋
→龍馬を手本に「きちんと権利を主張して、言うべきことは言う」っていう感覚が日本人にも根付いてたと思う
ふつうなら泣き寝入りする状況だったはずなのに、龍馬は違った。「万国公法」という一冊の本を根拠にして紀州藩と交渉した
「他の国はこういう法律に基づいています」「これがグローバルスタンダードです」というように、誰もが納得する法律を持ち出した龍馬はやっぱりすごいよ
→だれもが思うアイディアでも、実際にやるかやらないかの違いはでかいな
→龍馬の強さって、負けをも受け入れられるってことだと思うんだよね。「うん、負けてもいいよ。むしろ、じゃんじゃん負けようよ」って言える強さね。
→龍馬の発想や行動の自由さは、現在でも見習うべきものがあるんだよ。
個人が想像するイメージに限界はないんだよ。それが明治維新をもたらしたのは事実だからね。現代にも通じることだし、世の中を変えていくの想像力だと思う。
坂本龍馬がもっと好きになる一冊
★★★★☆
幕末の志士のなかでも、坂本龍馬は最も好きな人物のひとりです。そんな龍馬のことが本書をよむともっと好きななります。そして、「龍馬のことをもっと知りたい」、と思うようになります。
しかし、良書だとおもいますが、竜馬に関して知識ゼロのひとは読むのは少しきついかもしれません。せめて、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を一通り読んだことがある程度のレベルでないときついかもしれません。
しかし、本書を読んでいると司馬遼太郎って本当にすごいなと思わされます。そして、「竜馬がゆく」の素晴らしさを改めて痛感します。「竜馬がゆく」を読んだからこそ幕末の全体像を掴めたと思うし、「竜馬がゆく」をよんでいなかったら司馬遼太郎の作品を読むこともなかっただろうと思うからです。
本書に関心を持った方で、坂本龍馬の知識がほとんどないという人はまず「竜馬がゆく」を読んでください。
坂本龍馬を楽しく読む
★★★★☆
爆笑問題の単行本『龍馬からの手紙』。幕末の奇跡、坂本龍馬が現代に残した手紙たちから彼の人間性を追っていきます。坂本龍馬の新鮮で大きな世界観を辿る事で、今日の世界情勢を見極めようとする爆笑問題のいとも明確で、且つ惜しみなく笑い所を提供してくれる一冊です。坂本龍馬の人間像から始まり、歴史における意義や存在感を生々しく感じられることでしょう。又、個人的にEisteinと坂本龍馬が大好きな自分としては、この二人を天才として相対的に比較してくれた太田光の目線が嬉しく思えました。
唯、爆笑問題、取り分け太田光の長年のファンとして個人的な意見を追記させて貰うならば、彼独自の皮肉的な表現が少なく、直接訴えてしまっている点が残念でした。暗黙に社会批判を投げかける様な姿勢がたまらない魅力の一つだと思うのですが、今日の日米関係や宗教問題などに直接言及してしまうきらいが見受けらました。又、龍馬の手紙が主題になっている割に、手紙から何かを探ると言うよりは補足的に手紙が載せられていて、その本題は別の資料や史実に基づいている観もありました。少々厳しい意見かもしれませんが、他の太田光の著書の完成度の高さから相対的に比較して、敢えてこうした欠点も加えさせてもらいました。
坂本龍馬ファンにはGOOD
★★★★☆
龍馬のファンにとっては実に嬉しい一冊ではないだろうか??
これだけのセレクトがあると、龍馬がどんな人物だったのか、
その人柄がおのずと浮かんでくるような気がする。
なんとなく、特異な人物だな、と印象を強く受けた。